近年人気が再燃しているボバースタイル。シンプルで無骨、かつ低重心なシルエットが魅力のこのカスタムスタイルにぴったりのバイクはどれか?今回は初心者にもわかりやすく、ボバー向けバイクを厳選して紹介します。
ボバースタイルとは?特徴をおさらい
ボバースタイルとは、戦後アメリカで流行したカスタムスタイルの一つ。フェンダーを短くカット(=ボブ)し、余計な装備を取り除いたシンプルかつ軽量なデザインが特徴です。低く構えたフレームに幅広ハンドル、ソロシートなどが定番要素です。
その無骨で男らしい佇まいは、カフェレーサーとはまた違った渋さが魅力。近年はメーカー純正でボバー仕様の完成車も増えてきています。
純正ボバースタイルバイクのおすすめモデル
ボバー仕様で人気のある純正モデルをいくつか紹介します。
- Triumph BONNEVILLE BOBBER
正統派ボバーを現代のスペックで体現した1台。ハードテール風のリアサス構造や、ミニマルなボディライン、スチールタンクの風合いが魅力です。 - Harley-Davidson Street Bob 114
伝統のボバー感を活かしながら、現代的なパワフルさと快適性も備えたハーレーの中核モデル。カスタムベースとしても人気。 - Indian Scout Bobber
ロー&ロングなシルエットで圧倒的な存在感を放つ。水冷Vツインエンジンを搭載し、軽快な走りも得意。
カスタムでボバースタイルを狙えるベース車両
既存の車両をボバー風に仕上げるのも一つの選択肢。おすすめベース車は以下の通りです。
- YAMAHA SR400
定番中の定番。シート変更、フェンダーレス化、ローダウンでボバーへ変身可能。パーツが豊富なのでカスタムの自由度も高い。 - KAWASAKI W800
クラシカルな見た目と豊かなトルク感でボバー化にも最適。特にフロント19インチを活かしたカスタム例が多数。 - HONDA Rebel 500
純正状態でもボバー的な要素が強く、ハンドル交換やマフラー変更などで容易に完成度を高められる。
購入前にチェックしたいポイント
ボバースタイルの車両選びで重要なのは見た目だけでなく乗りやすさや扱いやすさも含めた総合判断です。以下の点も考慮しましょう。
- シート高が低く足つきが良いか
- 車体重量が過度に重くないか
- カスタムの自由度やパーツ供給状況
- 所有後のメンテナンス性や信頼性
特にバイク初心者がボバースタイルを狙う場合、最初から完成度の高い純正ボバーを選ぶのが無難です。
実際のオーナーの声:BONNEVILLE BOBBERの評価
「見た目だけでなく、走りも素直で扱いやすい」との声が多いTriumph BONNEVILLE BOBBER。水冷1200ccツインエンジンながら、発進トルクが太く、街乗りも快適。ノーマル状態でも十分に完成されたスタイルで、弄らなくても満足できるという意見が目立ちます。
一方で「荷物が載らない」「タンデムができない」などのデメリットもあるため、使用目的とライフスタイルに合っているかも要確認です。
まとめ:自分のスタイルに合った1台を選ぼう
ボバースタイルは見た目のインパクトが強い分、日常使いとのバランスや実用性も見逃せません。初めてボバーに乗るなら、純正スタイルで完成度の高い車種(例:BONNEVILLE BOBBER)から検討し、徐々にカスタムへ挑戦するのもおすすめです。
「シンプルに乗る」「じっくり育てる」――そんなスタイルを楽しめるのが、ボバーバイクの最大の魅力と言えるでしょう。
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