中型二輪免許の取得を控えた高校生にとって、最初の1台選びは大きな決断です。特に身長152cmという低身長でバリオスを検討している場合、「ちゃんと足が届くのか?」「扱いやすいのか?」など不安もあるはず。本記事ではカワサキ・バリオスの性能やメリット・デメリット、そして低身長ライダーにも扱いやすいおすすめ中型バイクについて解説します。
カワサキ・バリオスの基本スペックと特徴
バリオスはカワサキが1991年〜2007年にかけて販売した250ccのネイキッドスポーツバイクで、特に「バリオスⅡ」は高回転型の4気筒エンジンが特徴です。
- 排気量:249cc
- エンジン形式:水冷4ストローク直列4気筒
- 最高出力:40馬力(バリオスI)/45馬力(バリオスII)
- シート高:約745mm
- 車重:約151kg
7500rpm以上から盛り上がる高回転エンジンは、同クラスのバイクには珍しく、スポーツ志向のライダーに人気があります。
バリオスのメリットとデメリット
メリット:
- 4気筒エンジンならではの吹け上がりと高音サウンド
- 車体がコンパクトで取り回しがしやすい
- 中古市場で比較的安価に手に入る(状態により30万円台〜)
- カスタムパーツが豊富で自己流にアレンジしやすい
デメリット:
- 中古車の多くが年式が古く、部品の摩耗や不具合が懸念される
- 燃費は平均25km/L前後と最近の単気筒モデルより劣る
- パワーバンドが高回転寄りで、街乗りはややギクシャクしやすい
- 4気筒ゆえにメンテナンス費用が高めになりやすい
身長152cmでもバリオスは乗れる?
バリオスのシート高は745mmと比較的低めで、サスが柔らかい個体も多いため、足付きは意外と良好です。ただし、車重151kgは取り回しに不慣れな初心者にはやや重く感じることもあります。
足つきに不安がある場合は、ローダウンリンクや薄型シートへの交換、ブーツでの底上げなどの工夫も検討しましょう。
バリオス以外の低身長でも扱いやすい中型バイク
以下は、152cm前後のライダーからも好評の足つき性・取り回しの良さに定評のある中型モデルです。
- ホンダ・CB250R(シート高:795mm)…軽量でスリム、足付きは意外と良い。初心者に最適。
- ヤマハ・MT-25(シート高:780mm)…車体はスリムで前傾少なポジションがラク。
- スズキ・ジクサーSF250(シート高:800mm)…単気筒で車重も軽め、スポーティで扱いやすい。
- カワサキ・エリミネーター250(シート高:約735mm)…足付き抜群、クルーザー寄りで安心感あり。
ローダウン済みの中古車やシート加工を施した車両を選ぶことで、さらに安心感が増します。
免許取得前に購入するメリットと注意点
先に購入しておくことでモチベーションが上がり、「絶対に免許を取るぞ!」というプレッシャーを自分に与えるのは素晴らしい発想です。ただし、次の点に注意しましょう。
- 購入後すぐに乗れないため、保管環境や防犯対策を確保しておく
- 任意保険や盗難保険に加入できるか事前確認
- エンジンをかけての練習は免許取得後に行う
また、未経験での中古車選びはリスクもあるため、信頼できるショップでの購入を強く推奨します。
まとめ|バリオスは高回転型の魅力あふれる1台、身長152cmでも乗れる可能性大
バリオスはその高回転エンジンとコンパクトな車体で、今なお根強い人気を誇る中型バイクです。身長152cmの方でも工夫次第で十分に扱えますが、他の足つき性の良い車両との比較もおすすめです。
免許取得前に購入する場合は、保管環境や維持費、整備状態などを十分に確認して、安全かつ楽しいバイクライフの第一歩を踏み出しましょう。
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