エンジン警告灯が点灯したけど異常なし?見逃してはいけない原因と対処法

車検、メンテナンス

エンジン警告灯が点灯してもすぐに異常が確認されない場合、一時的な不具合やセンサーの誤作動だと考えてしまいがちです。しかし、その裏に重大なトラブルが潜んでいることもあります。この記事では、エンジン警告灯が点いたり消えたりする原因や対処法、そして見逃してはいけないサインについて詳しく解説します。

エンジン警告灯が点灯する主な原因

エンジン警告灯は、車のECU(エンジンコントロールユニット)が異常を検知した際に点灯します。点灯の原因はさまざまですが、代表的なものとして以下があります。

  • O2センサーやマスエアフローセンサーの不具合
  • 点火系(スパークプラグやイグニッションコイル)の異常
  • 燃料系のトラブル(インジェクターの詰まりなど)
  • 排気ガス浄化装置(触媒コンバーター)の劣化

このような不具合はエンジン性能に直結するため、放置すると燃費低下や走行不能などのリスクがあります。

一時的な点灯とその理由

一部のケースでは、センサーが一時的な異常値を拾ったことで警告灯が点灯し、その後条件が正常に戻ると自動的に消灯することがあります。

たとえば、エンジンの始動時に空気吸入量の異常が一時的に発生したり、ガソリンキャップの閉め忘れによる燃圧異常などが挙げられます。

音や振動を伴う場合の注意点

今回のように「カタカタ音」や「車のガタつき」がある場合は、より深刻な可能性があります。イグニッション系やエンジンマウント、あるいはエアコンコンプレッサーなどが関係している可能性が考えられます。

異音や振動は、部品の物理的な故障や摩耗の兆候であることが多く、診断機では検出されないこともあります。

診断機で「異常なし」と言われたときの対処法

自動車整備工場でOBD診断を受けても異常コードが残っていないことはありますが、それは「異常がなかった」という意味ではなく、「記録が残らなかった」だけのこともあります。

点検時の走行条件や読み取り機器の性能によって結果が変わるため、複数の整備工場で意見を聞くことも有効です。

高走行距離車特有のトラブルの可能性

10万km超の車両では、センサー類の劣化やインジェクターのカーボン蓄積、プラグ・コイルなどの摩耗がトラブルの原因となりやすいです。

特に中古車でメンテナンス履歴が不明な場合は、プラグ・イグニッションコイル・燃料系清掃などを早めに実施することが望まれます。

まとめ:警告灯は車の”助けてサイン”

エンジン警告灯の点灯は、車が発する”助けて”のサインです。一時的に消灯したからといって安心せず、異音や振動など他の兆候がある場合は、早めの点検を強くおすすめします。

診断結果に納得できない場合は、ディーラーや他の整備工場にセカンドオピニオンを求めましょう。安心・安全なカーライフのためには、早期の対応と定期的な点検が不可欠です。

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