フロントリップはボディ同色かブラックか？カスタム派が注目すべき選び方と実例比較

愛車の印象を左右するエアロパーツの一つ、フロントリップ。ドレスアップや空力性能向上を目的に装着する方も多いですが、「ボディ同色」と「ブラック」では雰囲気が大きく異なります。本記事ではそれぞれの特徴と選び方のポイントを、実例を交えながら解説します。

フロントリップの役割と基本的なスタイル

フロントリップはバンパー下部に装着するパーツで、見た目の引き締め効果や空気の流れを整える役割を持ちます。

カラー選択の主流は「ボディ同色」と「ブラック」。それぞれが与える印象や実用性には明確な違いがあります。

ボディと同じカラーにすることで、エアロが目立ちすぎず、全体に統一感が生まれます。メーカー純正エアロもこのパターンが多く、万人受けしやすいスタイルです。

たとえば、白のミニバンに同色のリップを装着すれば、純正風にまとまりながらスポーティさを演出できます。

リップをブラックにすると、ボディ全体が引き締まり、スポーティでアグレッシブな印象になります。特にSUVやスポーツカー系との相性が良いです。

例として、ブラックのフロントリップは赤や青などのビビッドなボディカラーとも相性がよく、アクセントとして機能します。マットブラックにすることで、さらに無骨な雰囲気を加えることも可能です。

フロントリップは路面に近いため、飛び石や砂ぼこりで傷がつきやすい部分。ブラックだと傷や汚れが目立ちにくく、メンテナンス面でも扱いやすいというメリットがあります。

逆にボディ同色は美しさは際立ちますが、傷や色あせが目立ちやすいため、洗車やコーティングなどのケアが重要です。

サイドステップやリアディフューザーも装着している場合は、色の統一感が重要になります。全体をボディ同色でまとめれば品のある印象に、ブラックで統一すればレーシーで引き締まった雰囲気になります。

例えば、フロントリップだけブラックにすると浮いて見えることもあるため、他のエアロパーツとのバランスも考慮するのがベストです。

・ホンダフィット：パールホワイトのボディにボディ同色リップを装着し、純正風に仕上げた例。街中での自然な存在感を重視。

・トヨタヤリスクロス：ブラックのリップを装着し、オフロードスタイルを強調したケース。タイヤと合わせて全体の印象を引き締め。

ボディ同色のフロントリップは「上品・自然」な印象を与え、ブラックは「力強く・スポーティ」な印象を作り出します。実用性や全体のバランスも考慮し、自分の理想のスタイルに合わせて選ぶのが成功のカギです。

どちらが正解というよりは、どう魅せたいかが選び方の基準になります。愛車を引き立てる一つの演出として、フロントリップの色選びをぜひ楽しんでみてください。