街乗りをメインにしつつ、年に数回のロングツーリングも楽しみたい――そんなライダーにとって、ヤマハのXSR125とホンダのCL250は非常に魅力的な選択肢です。本記事では、両車の特長や実用性、走行性能、維持費などを多角的に比較し、どちらがより自身のライフスタイルに合うかを考察します。
XSR125の魅力と実用性
ヤマハのXSR125は、125ccクラスでは非常に希少なネオレトロスタイルを採用したバイクで、街中でも存在感を放ちます。軽量かつ取り回しやすく、初心者にも扱いやすいのが特徴です。
エンジンは空冷単気筒ながら高回転型で、キビキビとした加速が魅力。通勤・通学や近距離の買い物、カフェ巡りなどにぴったりの1台です。また、燃費性能が良く、経済的な維持も期待できます。
CL250の魅力と走破性
ホンダのCL250は、スクランブラースタイルを基調とした250ccのバイクで、街乗りから未舗装路まで幅広くこなせる万能性が強みです。特にアップマフラーやブロック調のタイヤなど、オフテイストの装備が旅心をくすぐります。
エンジンはCB250R系の水冷単気筒を搭載しており、低速トルクがあり街中でも扱いやすい一方、高速道路での安定性も備えています。ロングツーリングにも安心して使えるスペックです。
街乗り性能を比較
XSR125は軽量でスリムなボディのため、混雑した市街地や小道でのUターンも容易です。また、車体がコンパクトなので駐車スペースにも困りません。一方、CL250は少し大柄ですが、低回転域からトルクがあるため発進が楽で、ストップ&ゴーの多い市街地でも疲れにくい設計となっています。
燃費の面ではXSR125が約40〜50km/L、CL250は30〜35km/L前後と見られ、日常使いでの燃料代を抑えたい場合にはXSR125が有利です。
ツーリング性能の比較
高速道路を走る機会があるなら、CL250の方が明らかに快適です。法定速度を超えない範囲でも余裕のある加速が可能で、長距離移動時の振動や疲労も軽減されています。
一方、XSR125は高速道路の走行が制限されるため(125cc未満のバイクは高速道路不可)、遠出の計画が多い場合には選択肢としてのハンディがあります。
維持費・コスト面の比較
項目 | XSR125 | CL250 |
---|---|---|
車両価格 | 約50万円前後 | 約65万円前後 |
自賠責保険 | 安い(原付二種) | やや高め(軽二輪) |
税金 | 2,400円/年 | 3,600円/年 |
燃費 | ◎ | 〇 |
トータルの維持費ではXSR125が有利ですが、CL250は高速道路対応や余裕あるエンジン性能を踏まえるとコストパフォーマンスも十分高いと言えます。
おすすめはどちら?用途に合わせた選び方
- 街乗りメイン&低コスト重視:XSR125
- ツーリングやバイク旅も楽しみたい:CL250
日常の移動だけでなく、「バイクに乗ること」自体を楽しみたいなら、やはりCL250の余裕のある走行性能は大きな魅力です。逆に、コスパや機動性を重視したいならXSR125の選択も十分理にかなっています。
まとめ:ライフスタイルと理想の走りに合った1台を
XSR125とCL250は、どちらもスタイル・実用性に優れたバイクですが、それぞれの性格は大きく異なります。街乗り中心か、ロングツーリングも視野に入れるかで選ぶ基準が変わってきます。
自身の使用環境や理想のバイクライフに照らし合わせて、後悔のない1台を選んでください。どちらを選んでも、きっとバイクライフが豊かになることでしょう。
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