2025年から、原動機付自転車(いわゆる原付)の制度が大きく変わる見込みです。従来の50cc以下の原付一種という区分が見直され、新たに「普通自動二輪(小型限定)」を基本とした制度に統合される方向が報道などで示されています。この記事では、「原付免許で125ccに乗れるようになるのか?」「2人乗りも可能になるのか?」といった点を中心に、わかりやすく整理して解説します。
制度改正の背景と概要
近年、50cc原付の生産が減少し、実態としては110cc〜125ccクラスのバイクが街に多く見られるようになってきました。その流れを受け、警察庁は「原付の免許・車両区分を見直す」方向で制度の改正案を公表しています。
2025年をめどに、50cc原付一種の免許制度を廃止し、新たに125cc以下を対象とする新・原付区分(仮称)に再編される案が浮上しています。
新制度で125ccのバイクが運転できるのか?
現在の普通自動車免許で乗れるのは「原付一種(50cc以下)」までです。しかし、新制度では、特別な教習を受けることで125cc以下のバイクが運転できるようになる方向で議論が進んでいます。
ただし、これはあくまでも「現行の原付免許」がそのまま125ccまでOKになるという意味ではありません。特別教習や実技講習を追加で受ける必要がある見通しです。
2人乗りが可能になるかどうか
125ccバイクは構造上2人乗りに対応しているものも多くありますが、運転者の免許条件や年齢によっては制限されます。たとえば、現在の小型二輪免許では取得後1年経過しないと2人乗りができません。
新制度でも、16歳の新規取得者がすぐに2人乗りできる可能性は低いと考えられます。運転経験や安全性確保の観点から、一定の期間を設ける規定が設けられる見通しです。
高校生にとっての影響と注意点
もし現在高校生で、原付免許の取得を考えているなら、制度改正のスケジュールをチェックすることが重要です。
2025年以降に施行されると、今よりも高排気量(〜125cc)のバイクに乗れる可能性が広がる反面、講習時間の増加や教習所での費用が高くなることも予想されます。
新制度に関する公式情報はどこで確認できる?
制度改正の内容はまだ「最終決定」されたものではなく、警察庁・国土交通省などがパブリックコメントを通じて意見募集をしている段階です。
最新の情報は、警察庁公式サイトや、国土交通省などで確認できます。また、教習所やバイクショップなども随時情報を発信しているので、そちらもチェックしましょう。
まとめ:原付免許で125ccに乗れる未来は近いが、条件付き
2025年に予定されている原付免許制度の見直しにより、従来の50ccではなく125ccクラスまで運転できる可能性が高まっています。しかし、現時点ではまだ詳細が固まっておらず、講習や運転経験の条件付きとなる見通しです。
高校生やこれから免許取得を考えている方は、最新情報を追いながら、自分に合ったタイミングで準備を始めるのがおすすめです。
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