SR250をレストアしている際にエンジンがかからず悩んでいる方へ、考えられる原因と解決方法を解説します。特に、突然停止した原因が何か、また、どの部分を確認すべきかを詳しく説明します。
1. 点火・燃料供給の確認
まず、エンジンがかからない理由として最も疑われるのは、点火系と燃料供給です。プラグの火花やインジェクターからの燃料噴射は確認済みとのことですが、これが不十分な場合があります。インジェクターの動作確認を再度行い、もし燃料が流れない場合、インジェクターの詰まりを疑ってみましょう。
2. 電装系の確認
FIランプが点灯し、ポンプ音がするためECUまでは通電していると思われますが、電装系の不具合が原因でエンジンがかからないこともあります。ヘッドライトやテールランプのフィラメント切れが指摘されていますが、これがレギュレーターやその他の電気系統に影響を与えている可能性もあるため、電気系の配線を再確認してみてください。
3. レギュレーターの故障の可能性
フィラメント切れと突然の停止から、レギュレーターが故障している可能性も考えられます。過電圧がECUやi-mapにダメージを与えた場合、エンジンがかからない原因となることがあります。レギュレーターを交換し、適正な電圧が供給されているか確認しましょう。
4. 圧縮状態の確認
圧縮状態もエンジンがかからない要因となることがあります。キックや押しがけで「ポコッポコッ」と音がするということは、圧縮に問題がない可能性が高いですが、念のため圧縮計を使って詳細にチェックしてみるのも一つの手です。
5. ECUやi-mapの状態確認
ECUやi-mapが故障している場合、エンジンがかからないことがあります。特に、燃料噴射のタイミングや点火のタイミングに影響を与えるため、これらの部品が故障しているかもしれません。場合によっては、部品の交換が必要です。
6. まとめ
SR250のエンジンがかからない原因として、点火系、燃料供給、電装系、圧縮、レギュレーターやECU、i-mapの不具合が考えられます。順を追って確認し、原因を絞り込んでいくことが重要です。もし、上記のポイントをチェックしても解決しない場合は、プロの整備士に相談するのも一つの方法です。


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