SR400 RH01Jの純正キャブBSR33をパワーフィルター仕様に変更する場合、吸気効率が大きく変わるため、燃調セッティングはほぼ必須になります。特に社外マフラー装着車では、もともと薄めになっているケースも多く、アフターファイヤーやプラグの白化が出ているなら注意が必要です。
ここでは、SR400 RH01JのBSR33キャブでパワーフィルター化した際の基本的な燃調方向や、メインジェット・パイロット系の考え方についてまとめます。
パワーフィルター化すると燃調はどう変わる?
パワーフィルター化すると吸入空気量が増えるため、純正状態より混合気が薄くなる傾向があります。
特に社外マフラー装着車は排気効率も上がっているため、吸排気両方が抜ける状態になり、ノーマルジェットでは燃料不足になりやすいです。
| 状態 | 症状 |
|---|---|
| 薄い | アフターファイヤー・白プラグ・高温化 |
| 濃い | 黒プラグ・かぶり・吹け上がり悪化 |
| 適正 | レスポンス安定・焼け色きつね色 |
アイドリング安定でもMJだけではない理由
アイドリングが安定している場合でも、必ずしもMJ(メインジェット)だけで済むとは限りません。
BSR33キャブは開度ごとに役割が分かれており、症状によって調整箇所が変わります。
- 0〜1/4開度:PJ(パイロット系)
- 1/4〜3/4開度:ジェットニードル
- 3/4〜全開:MJ(メインジェット)
アフターファイヤーは低開度側の薄さでも発生するため、MJだけでなくスロー系の確認も重要です。
SR400 BSR33でよくあるセッティング例
車体個体差やマフラー種類でかなり変わりますが、社外マフラー+パワーフィルター仕様では、以下のような方向になるケースが多いです。
| 部品 | 純正付近 | 変更例 |
|---|---|---|
| MJ | #145前後 | #150〜#160 |
| PJ | #42.5前後 | #45付近 |
| ニードル | 純正 | シム追加で調整 |
まずはMJを2〜3番上げるところから始める人が多いですが、一気に濃くしすぎないのがポイントです。
アフターファイヤーの原因は燃調以外もある
SR400では燃調以外にも、マフラー接合部の排気漏れでアフターファイヤーが出ることがあります。
そのため、以下の確認もおすすめです。
- エキパイ接合部の排気漏れ
- インシュレーターの二次エア吸い
- プラグ状態
- エアクリ接続部の隙間
特に古いSRはゴム部品劣化による二次エア吸いも多いです。
セッティング時の実例
例えば「低速でパンパン鳴る」「アクセル戻しで破裂音が出る」場合は、パイロット系が薄いケースがあります。
逆に、高回転で伸びない・失速感がある場合はMJ不足を疑う流れになります。
プラグだけで判断せず、実走行フィーリングを重視した方が失敗しにくいです。
まとめ
SR400 RH01JのBSR33キャブでパワーフィルター化する場合、社外マフラー装着車なら燃調変更はほぼ必須です。現在すでに薄め傾向でアフターファイヤーや白プラグが出ているなら、MJだけでなくPJやニードル領域も含めて調整した方が安定しやすくなります。まずは小さく番手変更しながら、実走で確認していく方法がおすすめです。


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