バイクという趣味には、一人で走る楽しみと仲間と走る楽しみの両方があります。「バイクを始めたいけれど一緒に走る友人がいない」「いつも一人で乗っているけれど、これでいいのだろうか」と気にする必要はありません。
一台のバイクを自分で操作する乗り物だからこそ一人でも成立しやすく、その一方でツーリング仲間との交流も楽しめます。どちらが本来の楽しみ方という決まりはなく、その日の気分によって一人と複数人を使い分けられることもバイクの魅力です。
バイクは一人でも十分に楽しめる趣味
バイクは、誰かと予定を合わせなくても楽しめます。休日の朝に天気を見て「今日は海まで行こう」と思えば、自分一人の判断で出発できます。目的地を途中で変更しても、誰かに相談する必要はありません。
走っている最中は、エンジンの感触、風、気温、道路の勾配、景色などへ自然と意識が向きます。自分で運転することそのものが体験になるため、一人だから退屈になるとは限りません。
たとえば早朝に出発して峠道を走り、気になった店で朝食を取り、景色の良い場所で休憩して昼過ぎに帰る。それだけでも立派なバイクの楽しみ方です。むしろ一人だからこそ、予定を決めすぎない自由なツーリングができます。
ソロツーリングには「自分のペース」という大きな魅力がある
複数人で走ると、休憩、給油、食事、走行ペースなどをメンバー同士で調整する必要があります。ソロツーリングなら、すべて自分の状態に合わせられます。
疲れたら予定より早く休み、面白そうな道を見つけたら寄り道し、雨が降りそうなら引き返すこともできます。初心者なら「後ろの人を待たせているのでは」「前の人についていかなければ」と焦る必要がないこともメリットです。
特に景色や写真、温泉、グルメ、キャンプなどを目的にする場合、走行速度そのものより「自分が好きな場所へ自由に行けること」がバイクの楽しさになっていきます。
仲間と走るマスツーリングにも別の楽しさがある
一方、複数人で走るマスツーリングにはソロとは違う魅力があります。同じ目的地へ向かい、休憩場所でバイクについて話したり、到着したときの達成感を共有したりできます。
自分では知らなかった道路や店へ連れて行ってもらえることもあります。経験者からツーリングの装備やメンテナンスについて教えてもらえるなど、交流によってバイクの世界が広がることもあるでしょう。
ただし、集団で走ること自体が苦手なら無理に参加する必要はありません。走行ペースや価値観が合わないグループに合わせ続けると、せっかくの趣味が疲れる時間になってしまいます。
一人で乗ることと孤独は同じではない
バイクに一人で乗っているからといって、人との交流まで一人に限定されるわけではありません。ソロツーリングでも、道の駅やキャンプ場、バイク用品店などでライダー同士が会話することがあります。
「走るときは一人が好きだけれど、目的地では人と話すのが好き」という人もいます。反対に、仲間と目的地まで走って、現地ではそれぞれ自由行動という楽しみ方もできます。
バイク仲間が欲しくなったら、販売店のツーリングイベントやライディングスクールなどをきっかけに交流する方法もあります。最初から「バイク仲間を作らなければ」と考える必要はありません。
初心者のソロツーリングでは安全面を少し意識する
一人で走る場合の弱点は、トラブルが起きたときに仲間の助けを借りにくいことです。特に山間部や交通量の少ない場所へ行くなら、スマートフォンの充電、ロードサービス、燃料残量などを確認しておくと安心です。
家族などへ大まかな目的地や帰宅予定を伝えておくのも有効です。また、初心者のうちは最初から数百kmの長距離を目指さず、自宅から片道30~50km程度の場所から始め、疲労の程度を確認しながら距離を延ばす方法があります。
「せっかく来たから予定通り走り切る」と無理をしないことも大切です。一人なら予定変更で誰かへ迷惑をかけることもありません。疲れたら休む、天候が悪化したら帰るという判断のしやすさは、ソロの長所でもあります。
バイクの楽しみ方に正解はない
バイクを速く走らせることが好きな人もいれば、景色を見るための移動手段として好きな人もいます。洗車やカスタムが楽しくて、実際にはそれほど長距離を走らない人もいます。
一人で静かに走りたい人も、10台でツーリングしたい人も、どちらもバイクを楽しんでいます。購入したから毎週ツーリングへ行かなければならないわけでも、コミュニティへ参加しなければならないわけでもありません。
趣味は他人から楽しみ方を採点してもらうものではありません。一人で走る時間が心地よいなら、それだけで十分にバイクという趣味は成立します。
まとめ:バイクは一人でも仲間とでも楽しめる
バイクは一人で楽しみやすい趣味ですが、「一人で楽しむもの」と決まっているわけではありません。ソロなら自由な時間と走行ペースを楽しめ、仲間と走れば体験や思い出を共有できます。
特にバイクを始めたばかりなら、まず一人で近場を走って、自分がどんな乗り方を好きなのか知る方法もおすすめです。そのうち誰かと走ってみたくなったら、気の合う仲間とのツーリングを試せばよいでしょう。
今日は一人で海へ行き、来週は友人と山へ行く。あるいはずっとソロでも構いません。自分がバイクに乗りたいと思えるスタイルこそ、その人にとって一番自然な楽しみ方です。


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