スクーターのカスタムにおいて、リアショックの交換は乗り心地の向上や見た目の変化を楽しむ重要なポイントです。特にAF56(ズーマー)にライブディオ用のリアショック(YSSなど)が装着できるかどうか気になる方も多いでしょう。本記事では、互換性の有無や装着時の注意点について解説します。
1. AF56とライブディオのリアショックの互換性
ライブディオ(AF34/AF35)とAF56(ズーマー)のリアショックは、取り付け部の構造が異なるため、基本的にはポン付けは不可です。しかし、条件によっては装着が可能になる場合があります。
① ショック長とマウント部分の違い
- ライブディオ用のリアショックは約280mm前後の長さ
- AF56用の純正ショックは約300mm前後で、取り付けマウントの形状が異なる
- ライブディオ用を取り付ける場合、長さが短くなるため、車高が低くなりすぎる可能性がある
② 取り付け穴径の違い
ライブディオ用のリアショックの取り付け穴径はAF56と異なるため、そのままではボルト径が合わず装着できない場合があります。変換カラーやワッシャーを使用すれば装着できる可能性がありますが、安全性を考慮すると専用品を使うほうが無難です。
2. YSS製リアショックの適合性
YSS製のリアショックはライブディオ用として人気ですが、AF56に装着する際には以下の点を考慮する必要があります。
① 取り付け加工の必要性
- ライブディオ用はマウント幅が異なるため、ボルト穴のサイズを調整する必要がある
- 場合によってはスペーサーを使用しないと正しく装着できない
- 長さが短いため、リアが沈みすぎて走行性能が変化する可能性がある
② 代替オプション
もし加工なしで装着したい場合は、AF56(ズーマー)用に設計されたYSSショックを選ぶのがおすすめです。適合モデルを選べば、ボルトオンで装着でき、安全性も確保できます。
3. 取り付け時の注意点
ライブディオ用のリアショックをAF56に装着する際には、以下の点に注意しましょう。
① 取り付け部の加工が必要になる可能性
ボルト穴のサイズやマウントの幅を調整する必要があるため、DIYでの取り付けにはリスクが伴うことを理解しておきましょう。
② 車高の変化
ライブディオ用のショックを流用すると、リアが低くなり、乗り心地や安定性に影響を与える可能性があります。
③ 安全性を最優先
リアショックは走行時の安全性に直結するパーツです。無理な加工や適合しないショックの使用は走行中のトラブルを引き起こす可能性があるため、慎重に選びましょう。
4. まとめ
AF56(ズーマー)にライブディオ用のリアショック(YSSなど)を装着することは可能だが、加工が必要になるケースが多いです。特に取り付け穴のサイズや車高の変化に注意しなければなりません。
- ポン付けは不可、加工が必要になる可能性あり
- リアが沈みすぎるリスクがあるため、適正な長さを考慮する
- ボルト穴径の違いを解決するために変換カラーやスペーサーを使用する
- 安全性を考えるなら、AF56専用のYSSリアショックを選ぶのがベスト
無理に流用するよりも、専用品を選ぶことで快適で安全なカスタムを実現できます。購入前にサイズや仕様をしっかり確認し、最適な選択をしましょう。
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