ランブレッタLI-125(1959年式)のエンジンオイル交換ガイド|適正オイル量とドレンパッキンサイズを詳しく解説

車検、メンテナンス

1959年式ランブレッタLI-125は、クラシックスクーター愛好家の間で根強い人気を誇るモデルです。今回は、この名車のエンジンオイル交換に必要な基本情報として、オイルの規定量やドレンパッキンのサイズなどを丁寧に解説します。整備初心者の方でも分かりやすいように、実際の交換手順や注意点も交えながら紹介していきます。

エンジンオイルの規定量

ランブレッタLI-125(シリーズ1および2)のエンジンオイル容量は、約400ml〜450mlが適正とされています。

オイル交換時は、古いオイルを完全に抜き取ってから、指定量を注ぐようにしましょう。オイルは粘度が重要で、クラシック車両にはSAE 80W-90のギアオイルが適しています。

ドレンボルトとパッキンの仕様

ドレンボルトはクランクケース下部にあり、オイル排出のために使用されます。この際に使われるドレンパッキン(ワッシャー)の適正サイズは以下の通りです。

項目 サイズ
外径 約20mm
内径 約12mm
厚み 約1.5mm〜2.0mm

金属製(アルミまたは銅)のクラッシュワッシャーが純正に近い構造で、再利用は避け、毎回新品に交換するのが推奨されます。

オイル交換に必要な道具

  • SAE 80W-90 ギアオイル(400〜450ml)
  • ドレンパッキン(内径12mm、外径20mm、厚さ1.5〜2mm)
  • 17mmまたは19mmレンチ(ドレンボルト用)
  • 廃油受け皿
  • ジョウゴ(オイル注入時に便利)

特にドレンパッキンはホームセンターやバイクパーツショップでも入手可能です。万が一サイズが合わない場合は、銅ワッシャーの汎用品で対応可能です。

実際のオイル交換手順

1. エンジンを数分アイドリングしてオイルを温めます。
2. ドレンボルトを外して古いオイルを抜きます(火傷注意)。
3. 新しいパッキンを取り付けてドレンボルトを締め直します。
4. ジョウゴを使って新しいオイルを注入します(目安量400〜450ml)。
5. オイルレベルチェックスクリューからの漏れがなければ完了です。

オイルレベルチェック用のボルトが別途存在する場合は、注入後に確認を忘れずに。

注意点とメンテナンスのコツ

クラシックモデルであるランブレッタは、現代車両に比べてオイル漏れやにじみが発生しやすい傾向があります。交換時に必ず下回りをチェックし、ガスケットやパッキンに劣化がないかを確認しましょう。

また、走行距離が短くても半年に1回程度の交換がおすすめです。とくに長距離ツーリング後や気温差の大きい季節にはオイルの劣化が進みやすくなります。

まとめ:適切なオイル管理でクラシック車を長く楽しむ

1959年式ランブレッタLI-125のオイル交換は、正しいオイル量(約400〜450ml)とドレンパッキンの適切なサイズ(内径12mm、外径20mm、厚み1.5mm)を把握しておくことが重要です。

整備を通じて愛車への理解も深まり、トラブル予防にもつながります。ヴィンテージバイクならではのメンテナンスも、楽しみの一部として取り組んでみてください。

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