モンキーのカスタムを進める上で人気なのが、ロングスイングアームの装着です。しかし4Lモンキーに装着した際、リヤフェンダーとの干渉問題に直面するケースが少なくありません。この記事では、フェンダーとの接触を避けるための実例やカスタムパーツの選定方法、4Lモンキーならではの注意点について詳しく解説します。
4Lモンキーと5Lモンキーの違いとフェンダーステーの互換性
モンキーには「4L」と「5L」と呼ばれる年式分類があり、細部の設計が異なります。特にリヤ周りはフレーム形状や取付け穴の位置が異なるため、5L用のバックフェンダーステーがそのまま4Lに使えないことが多いです。
5Lモンキーには市販のバックフェンダーステーが豊富に存在しますが、4Lに対応した専用品は少なく、基本的にはワンオフ(自作)や流用を工夫する必要があります。
ロングスイングアーム装着時の干渉リスクと対処法
ロングスイングアームを組み込むと、リアホイールの位置が後方に下がり、タイヤの動きに合わせてリヤフェンダーと干渉しやすくなる傾向があります。特に4Lモンキーの純正フェンダーはタイトな設計なため、そのままではクリアランスが足りないことも。
対処法としては次の方法が考えられます。
- フェンダーステーを加工または延長し、フェンダー位置を後方にずらす
- 5L用や社外品のフェンダーに変更し、取り付け穴を再設計
- フェンダー自体を短くカットしてタイヤの可動範囲を確保
実際に4Lモンキーをロンスイ化したユーザーの工夫例
あるユーザーは、純正のバックフェンダーを取り外して汎用のフェンダーを使用し、L字ステーをホームセンターで購入して自作マウントを作成。車体に合わせて微調整を加えながら、干渉のない位置に固定したそうです。
別の例では、旧車用の社外フェンダーを流用し、スイングアームの伸びた分だけステーも新設して対応。これにより、見た目のバランスも崩さずに干渉問題を解決しています。
おすすめの社外パーツと選び方のポイント
4Lモンキーに合うフェンダーステーは少ないですが、以下の方法で対応可能です。
- ミニバイク専用パーツショップ(例:Gクラフト、キタコ、武川)でフェンダー対応ステーを確認
- ヤフオクやメルカリで4L専用品や中古ワンオフ品を探す
- 汎用ステー+自作加工で車体に合うものをDIY
ロンスイの長さにより干渉位置が異なるため、できるだけ仮組みしながら現物合わせで取り付けを進めるのがおすすめです。
フェンダー干渉による走行リスクとチェックポイント
干渉を放置すると、フェンダーがタイヤに擦れたり、走行中に異音が発生したりする可能性があります。特にサスが沈んだ状態で干渉しやすくなるため、1G状態+フルボトム時のクリアランス確認が重要です。
また、ステーの固定が不十分だと振動でフェンダーが外れるリスクもあるため、必ずロックナットやワッシャーなどでしっかり固定しましょう。
まとめ:4Lモンキーにロンスイを組むなら、フェンダー対策は必須
4Lモンキーにロングスイングアームを装着する際、リヤフェンダーとの干渉は避けて通れない課題です。ですが、フェンダーステーの工夫や社外パーツの流用、自作ステーの活用など、適切な対策をすれば干渉問題は十分回避できます。
安全性や見た目のバランスを保ちながら、理想のスタイルに仕上げるためにも、丁寧な調整を心がけていきましょう。
コメント