AF18型ライブディオ(Dio)は、軽量な2ストエンジン車で、チューニングやカスタムのベース車両としても非常に人気があります。中でもチャンバーの交換は走りに直結するチューンで、メインジェットやスロージェットの変更もセットで行うのが基本です。
AF18 Dioにおすすめのチャンバーとは?
チャンバーの選択によって、パワーバンドの位置や加速特性が大きく変わります。以下はAF18に定評のあるチャンバーの一例です。
- ヤマモトレーシング製 STREET CHAMBER
トルク型で街乗りに最適。加速がなめらかで扱いやすい。 - KRSレーシング チャンバー
中速から高速の伸びが良く、セッティング次第でレース用にも。 - デイトナ製 パワーチャンバー
静音性もありつつ抜けが良い。ノーマル寄りの車体にフィット。
なお、純正マフラーからチャンバーに変えるだけで、排気抵抗が減るため燃調(燃料調整)も必須となります。
キャブレターセッティングの基礎
チャンバー交換後は、キャブのセッティングを必ず見直しましょう。濃すぎると黒煙・かぶり、薄すぎると焼き付きの原因になります。
セッティングの基本手順:
- メインジェット(MJ):排気の抜けが良くなるため、ノーマルより+5〜+10番程度が目安(例:ノーマル82番 → 87〜92番)
- スロージェット(SJ):アイドリングが安定しない場合、+2〜+5番程度で調整(例:32番 → 35番)
- エアスクリュー調整:排気変更後は微調整で補正をかける
具体的なセッティング例(ストリート仕様)
以下は、チャンバー+エアクリーナー純正を前提にした一例です。
項目 | 推奨値 |
---|---|
メインジェット | #88〜#92 |
スロージェット | #35前後 |
エアスクリュー | 1回転半戻し |
ただし、気温・標高・車両状態によって最適値は変わるため、プラグの焼け色での確認や、試走しながら細かく調整していくことが重要です。
チャンバー交換の注意点
チャンバーの形状によっては、センタースタンドやカウルと干渉することがあります。取り付け前にレビュー確認や車体との相性を確認しましょう。また、騒音対策(消音材)を施していないモデルは、公道使用不可となる可能性もあります。
さらに、チャンバー装着後は一時的にパワーが落ちるように感じることもありますが、正しいセッティングを行えば性能は確実に向上します。
まとめ:まずはチャンバー+セッティングをセットで考える
AF18 Dioのポテンシャルを引き出すなら、チャンバー選びだけでなく、キャブの燃調もセットで考えることが重要です。信頼性のあるメーカー品を選び、走行テストをしながら最適化するのがベストな方法です。
最終的には、自分の走り方や使用環境に応じたカスタムが一番の正解になります。
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