2023年にフルモデルチェンジされた新型N-BOX(JF5/6系)。その外観や走行性能以上にSNSや掲示板で話題となっているのが、ステアリングホイールのデザインです。特に注目を集めたのが、「2本スポークステアリング」。見た目については賛否両論ありますが、実はそのデザインにはしっかりとした理由があります。本記事では、なぜホンダがこのステアリングを採用したのか、デザイン性と機能性の両面から解説します。
2本スポークステアリングの特徴とは?
従来のN-BOXでは3本スポークのステアリングが採用されており、スポーティかつ視覚的に安定感のある印象でした。一方、新型N-BOXでは下側のスポークが省かれ、左右の2本のみで構成されたステアリングになっています。
このデザインは、水平基調のインテリアデザインと統一感を持たせることを目的にしており、視認性や操作性も考慮されたものです。
「ダサい」と感じる人がいる理由
「2本スポークは安っぽく見える」「おもちゃのハンドルみたい」という声もあります。これは主に、デザインに対する主観的な印象によるものです。特に従来のスポーティなイメージを好んでいた人には、違和感を覚えるデザインかもしれません。
ただし、これは慣れの問題であり、長く乗っていくうちに「視界が開けていて見やすい」「取り回しがしやすい」と感じる人も少なくありません。
機能面ではどうなのか?
2本スポークの採用により、下部に余白ができるため、ドライバーの膝周りに余裕が生まれます。また、視覚的にも下方向の視野が広がり、メーターやディスプレイの確認がしやすくなります。
実際、欧州車やEV車(例:テスラのModel 3など)でも2本スポークや1本スポークのステアリングが採用されており、ホンダもグローバルな流れを意識している可能性があります。
実際に使ってみたユーザーの声
- 「最初は違和感があったけど、操作しやすくて今は気に入ってる」(40代男性/N-BOX Custom購入)
- 「軽自動車でこのレベルの質感はすごい。ダサいとは思わなかった」(30代女性/試乗体験)
- 「嫁にダサいって言われたけど、個人的にはメーターが見やすくて気に入ってる」(50代男性/N-BOXオーナー)
デザインは「慣れ」と「機能性」のバランス
自動車のデザイン、とくにステアリングは「見た目の好み」と「実用性」のバランスで評価が分かれます。2本スポークに違和感を感じる方は、一度実車に乗ってみることで印象が変わるかもしれません。
視界の良さや操作性の向上は、長時間運転する人や安全性を重視する人にとって大きなメリットです。
まとめ:新型N-BOXの2本スポークステアリングは「ダサい」だけで判断すべきではない
新型N-BOXのステアリングは一見個性的で好みが分かれるデザインですが、その背後にはホンダのこだわりと機能性向上の意図があります。実際に操作してみることで、使い勝手の良さや視認性の高さを実感できるでしょう。
まずは先入観を捨てて、実車を体感してみることが大切です。それが「ダサい」から「使いやすい」へと印象が変わる第一歩になるかもしれません。
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