今どきのバイク用インカム事情|スマホ不要で会話できる?安価モデルの実力と注意点

カスタマイズ

バイクツーリングをもっと快適にしたいと思ったとき、真っ先に検討したくなるのが「ヘルメット用インカム」。かつてのようなPTT式トランシーバーとは違い、今ではBluetoothによるハンズフリー通話が主流です。本記事では、Amazon等で販売されている低価格帯インカムの特徴を中心に、スマホなしで使えるのか?通話方式はどうなっているのか?といった疑問に答えます。

インカムは今どき「Bluetooth」が主流

現在主流のバイク用インカムは、Bluetoothを使ってペアリングし、インターコムモード(直接通話)スマホ連携モード(音楽や電話)の2つに対応しているものがほとんどです。

中でも、ペアリングすればスマホを介さずに会話できる「インカム同士のダイレクト接続(インターコム)」が可能な製品が多く、2台同型機種であれば問題なく直接会話可能です。

安価インカム(~5000円)でできること・できないこと

Amazonなどで4,000円~5,000円程度で販売されているインカムでも、以下の機能が基本的に搭載されています。

  • Bluetoothによるペアリング通話(最大2台)
  • ハンズフリーで会話可能(ボタン不要、常時通話も可)
  • スマホと接続して通話や音楽再生

ただし、高価なモデルに比べて以下のような制限があります。

  • 通話可能距離が短い(100〜500m程度)
  • 同時通話人数が2人まで
  • ノイズキャンセルや音質は劣る

実例:FODSPORTSやLEXINなどのブランドは比較的安価でも信頼度が高く、ペアリングも簡単です。

スマホなしでもインカムだけで会話できる?

答えは「Yes」です。インターコム機能を使えば、スマホがなくても同じインカム同士での直接通話が可能です。

通話開始方法には次の2パターンがあります。

  • 常時通話モード:一度ペアリングすれば、話せば自動で伝わる(トランシーバー的操作不要)
  • ボタン押し通話:一度ボタンを押して会話を開始するPTT(Push-To-Talk)式も一部モデルで採用

したがって、「片側交互通行」のような昔のトランシーバーとは違い、両方が同時に話せるフルデュプレックス通話が可能なモデルもあります。

スマホと接続した場合の扱いは「ワイヤレスイヤホン」

インカムをスマホとBluetooth接続すると、通話・LINE通話・音楽再生などが可能になります。この時、インカムは基本的に「Bluetoothヘッドセット」として認識されます。

LINE通話も通常通話も問題なく使えますが、アプリ側の音声出力設定に注意が必要です。端末によっては「スピーカー出力」に戻ってしまう場合があります。

また、インカム通話とスマホ通話は同時に併用できない場合があるため、どちらか一方を優先する形で使うのが無難です。

選ぶ際の注意点とおすすめポイント

インカムを選ぶ際は以下の点に注意しましょう。

  • 通信距離と通話方式(同時会話ができるか)
  • 防水性能(IPX4以上が安心)
  • バッテリー持ち(6時間以上が目安)
  • スピーカーの取付方式と音質

おすすめの安価インカムブランド:
・FODSPORTS
・LEXIN
・EJEAS
・FreedConn

まとめ

現在のバイク用インカムは、スマホなしでもインカム同士で直接会話が可能です。安価なモデルでも2台同時接続や常時通話に対応しており、トランシーバー的な片通話ではなく、双方向の会話も可能な製品が増えています。

価格帯や性能をよく見極めつつ、自分の用途に合ったインカムを選ぶことで、ツーリング中の会話がより快適で安全なものになります。

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