バイクや自動車の整備において、些細な部品でもその精度や仕様が重要になることがあります。ヤマハ純正パーツ「90430-06014」の銅ワッシャーもそのひとつです。この記事では、この品番の銅ワッシャーについてサイズ情報や用途、代替品選定時の注意点を含めて詳しく解説します。
ヤマハ純正パーツ「90430-06014」の基本情報
「90430-06014」は、ヤマハが純正で使用している銅製ワッシャーで、主にドレンボルトやオイルラインのシーリングなどに使用される重要な部品です。
このワッシャーの目的は、密閉性を高めることでオイル漏れやフルード漏れを防ぐことにあります。材質が銅であるため、柔らかく変形して接触面にしっかり密着する特性があります。
気になるサイズは「内径6mm・外径10mm・厚さ1mm」で正解?
実際のサイズに関しては、内径6mm、外径10mm、厚さ1mmという情報が各種パーツカタログや整備マニュアルにも記載されており、これは正確な情報とされています。
このサイズは一般的なM6サイズのボルトに対応しており、M6のドレンボルトやブレーキラインのバンジョーボルトのシール用途などにぴったりの仕様です。
用途と交換タイミングについて
この銅ワッシャーは基本的に「使い捨て」であり、一度締め付けると変形するため、再利用は推奨されません。特にオイルドレンボルトなどの高圧・高温部位では、漏れの原因になります。
交換の目安は、オイル交換やフルード交換時など、分解時ごとが基本です。安価な部品であるため、再使用せず新品を使うのがベストです。
代替品を選ぶ際の注意点
万一純正品が手に入らない場合、ホームセンターやネット通販で同じサイズの銅ワッシャーを探すことができます。ただし、「サイズが完全に一致していること」「材質が銅であること」の2点は必ず確認してください。
また、使用する箇所によってはトルクの管理も必要になるため、純正品と同様の厚み・直径を持つワッシャーを選ぶことが肝心です。
実例:MT-07のオイル交換時に使用されたケース
ヤマハの人気モデル「MT-07」のエンジンオイル交換時に、この90430-06014がドレンボルトに使われていた実例があります。整備書でも純正品指定があり、定期的な交換を前提とした整備項目に含まれています。
このように、細かい部品ですが純正指定である意味は非常に大きく、安全性と信頼性に直結します。
まとめ:サイズ確認と正しい使用で愛車を守ろう
ヤマハ純正の銅ワッシャー「90430-06014」は、内径6mm・外径10mm・厚さ1mmが正確なサイズで、M6のドレンボルトやバンジョーボルトに適しています。再利用はせず、整備時には必ず新品を使うことがトラブル防止につながります。
些細な部品ですが、正確な知識と選定によって、あなたの愛車のコンディションを長く維持できる大切なパーツです。
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