バイクのグリップを見ていると、六角形のようなデザインの中に一部分だけツルツルした面があるタイプがあります。初めて見ると「これは傷なのか」「取り付けミスなのか」と疑問に感じることがありますが、多くの場合はメーカーが意図的に作った特徴です。この記事では、バイクの六角グリップにあるツルツルした部分の役割や、硬いグリップと柔らかいグリップをどちら側に使うのかについて詳しく解説します。
六角グリップの一面だけツルツルしている理由
バイク用グリップには、握りやすさや操作性を考えて表面の形状が変化しているものがあります。六角形のようなデザインのグリップで一面だけツルツルしている場合、それは多くの場合、アクセル操作をスムーズにするための加工です。
アクセル側のグリップはハンドルを回転させてスロットルを操作する必要があります。そのため、グリップ全体が強い摩擦になるとアクセルを戻す動作が重く感じたり、細かい操作がしにくくなったりすることがあります。
そのため、一部分を滑りやすく加工することで、アクセルスリーブとの動きを邪魔しないように設計されている場合があります。
六角グリップの硬い方と柔らかい方の違い
バイク用グリップには、左右で素材の硬さが違うタイプがあります。一般的には、アクセル側は硬め、クラッチ側は柔らかめのグリップが使われます。
アクセル側は内部にスロットルスリーブが入っており、グリップ自体も回転する構造になっています。そのため、柔らかすぎる素材だと回転時に抵抗が増えたり、耐久性が低下したりすることがあります。
一方、クラッチ側はグリップがハンドルバーに固定されて回転しません。そのため、振動吸収や手の疲労軽減を目的として柔らかい素材が使われることが多いです。
アクセル側とクラッチ側の見分け方
グリップを交換するときは、左右を間違えないことが重要です。基本的には、穴の大きさを見ることで判断できます。
アクセル側のグリップはスロットルスリーブに取り付けるため、クラッチ側より内径が大きく作られています。クラッチ側はハンドルバーへ直接装着するため、穴が小さいことが一般的です。
例えば新品のグリップを購入した場合、太い穴の方がアクセル側、細い穴の方がクラッチ側になるケースが多いです。ただし車種専用品の場合は形状が異なることもあるため、説明書を確認すると確実です。
取り付け時に注意したいポイント
グリップは見た目だけで判断すると、取り付け方向を間違えることがあります。特にアクセル側はスムーズに戻ることが安全運転につながるため、取り付け後の確認が重要です。
アクセルグリップを装着した後は、ハンドルを左右いっぱいに切った状態でもアクセルが自然に戻るか確認します。戻りが悪い場合は、グリップがスロットルハウジングに干渉している可能性があります。
また、接着剤を使用する場合は適量にすることも大切です。接着剤が内部に入り込み、アクセルの動きを邪魔すると危険につながります。
六角グリップを選ぶメリット
六角形状のグリップは、手のひらとの接触面が変化するため、丸いグリップとは違った握り心地があります。特に長時間走行では、手の一定部分に負担が集中しにくいというメリットがあります。
また、滑り止め効果を高めたデザインのものも多く、雨の日やツーリング時でも安定した操作がしやすくなります。
ただし、握った感覚には個人差があります。硬めのグリップは路面からの情報を感じ取りやすい反面、振動が伝わりやすく、柔らかめのグリップは疲れにくい反面、操作感が少し変わることがあります。
まとめ|六角グリップの特徴を理解して正しく取り付けよう
バイクの六角グリップにある一面のツルツルした部分は、単なる傷や不良ではなく、操作性を考えた設計であることが多いです。
一般的には硬めのグリップがアクセル側、柔らかめのグリップがクラッチ側に使用されます。アクセル側は回転する部品であるため、取り付け後の動作確認を必ず行うことが大切です。
グリップ交換は簡単なカスタムの一つですが、手で操作する重要な部品でもあります。形状や素材の違いを理解して、自分の乗り方に合ったグリップを選ぶことで、より快適で安全なライディングにつながります。


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