日産エクストレイルT33(2022年モデル)のオーナーの中には、そろそろ初回車検を迎える方も多いでしょう。一部では「故障が多い」という話も聞かれますが、実際のところはどうなのでしょうか?また、バッテリー(ザブ?)の交換についても、必要性やタイミングを詳しく解説します。
エクストレイルT33の初回車検のポイント
エクストレイルT33は発売から約3年が経過し、初回車検を迎えるオーナーが増えてきています。車検では、基本的な点検に加えて、特定の部品の劣化やリコール対応の有無をチェックすることが重要です。
1. 初回車検の一般的な点検項目
- エンジンオイル、ブレーキフルードの交換
- バッテリーの状態確認
- サスペンションやブレーキパッドの摩耗具合
- ECU(エンジンコントロールユニット)のアップデート
特にエクストレイルT33はe-POWERモデルが多いため、ハイブリッドバッテリーの診断も重要なチェックポイントです。
エクストレイルT33の故障事例と対策
エクストレイルT33のオーナーの中には、「故障が多い」と感じる方もいます。以下、主なトラブル事例と対策を紹介します。
1. e-POWERシステムのトラブル
e-POWERモデルはエンジンで発電し、モーターで走行するシステムのため、バッテリーやインバーター関連のトラブルが報告されています。
- 【症状】走行中の警告ランプ点灯、急なパワーダウン
- 【対策】ソフトウェアのアップデートやバッテリー診断を定期的に行う
2. CVTの不具合
日産車では過去にCVT(無段変速機)の故障が報告されていますが、T33では比較的改良されています。ただし、発進時のギクシャク感を感じるオーナーもいるようです。
- 【症状】発進時のもたつき、変速ショック
- 【対策】ECUリセットや定期的なCVTフルード交換
3. 電装系のトラブル(ディスプレイ・カメラ)
一部のオーナーから、ディスプレイのフリーズやバックカメラの不具合が報告されています。
- 【症状】ナビのタッチ操作が反応しない、バックカメラの映像が映らない
- 【対策】ファームウェアの更新、ヒューズの確認
バッテリー(ザブ?)交換の必要性
「ザブ」とは具体的に何を指しているのか明確ではありませんが、T33では以下の2種類のバッテリーが搭載されています。
1. 駆動用バッテリー(ハイブリッド用)
e-POWERモデルのメインバッテリー(リチウムイオン電池)は、通常の車検では交換不要です。ただし、走行距離が10万kmを超えると劣化の影響が出る可能性があります。
2. 補機バッテリー(12Vバッテリー)
車の電装品を動かす12Vバッテリーは、3~5年で交換が推奨されます。
- 【交換のサイン】エンジン始動時のパワーダウン、警告ランプ点灯
- 【費用目安】2~4万円
まとめ
エクストレイルT33の初回車検や故障リスクについてまとめると、以下の点が重要です。
- 初回車検ではバッテリー診断、ECU更新、ブレーキパッド点検が重要
- e-POWERシステムや電装系トラブルが一部報告されている
- 補機バッテリー(12V)は3~5年で交換推奨
- 駆動用バッテリーは通常の車検では交換不要
車検を迎えるオーナーの方は、故障リスクを事前にチェックし、適切なメンテナンスを行いましょう。
コメント