バイクのブレーキやクラッチなどの油圧系統に使われるバンジョーボルトは、車種やメーカーによってサイズが異なることがあります。特にクラッシュワッシャーをまとめ買いする際には、適切なサイズを選ぶことが重要です。
バンジョーボルトの基本サイズ
多くの国産バイクでは、バンジョーボルトのサイズとしてM10が一般的に使用されています。特にM10×1.25mmのピッチが標準とされていますが、すべてのバイクがこのサイズを採用しているわけではありません。
例えば、ヤマハやスズキ、カワサキなどの一部モデルでは、M10×1.0mmのピッチが採用されている場合もあります。また、古いモデルや特定のカスタムバイクでは、M8やM12などの異なるサイズが使用されていることもあります。
クラッシュワッシャーの選び方
クラッシュワッシャーは、バンジョーボルトとホースの接続部分で漏れを防ぐために使用されます。内径がバンジョーボルトの外径に合致している必要があります。例えば、M10のバンジョーボルトには内径10mmのワッシャーが適しています。
しかし、バンジョーボルトのサイズが異なる場合、ワッシャーの内径もそれに合わせて選ぶ必要があります。M8のバンジョーボルトには内径8mmのワッシャー、M12には内径12mmのワッシャーが必要です。
まとめ買いの前に確認すべきポイント
クラッシュワッシャーをまとめ買いする前に、以下のポイントを確認しましょう。
- バンジョーボルトのサイズ(直径とピッチ)
- 使用しているバイクのメーカーとモデル
- バンジョーボルトの取り付け箇所(フロントブレーキ、リアブレーキ、クラッチなど)
これらを確認することで、適切なサイズのクラッシュワッシャーを選ぶことができ、無駄な出費を防ぐことができます。
実際の例:スズキ GSX-R1000の場合
スズキのGSX-R1000では、フロントブレーキにM10×1.0mmのバンジョーボルトが使用されています。この場合、内径10mmのクラッシュワッシャーが適していますが、ピッチが1.0mmであることに注意が必要です。
一方、同じスズキでも他のモデルではM10×1.25mmのピッチが採用されていることもあります。したがって、モデルごとにバンジョーボルトのサイズを確認することが重要です。
まとめ
国産バイクのバンジョーボルトは一般的にM10サイズが多いものの、すべてのバイクが同じサイズを採用しているわけではありません。クラッシュワッシャーをまとめ買いする前に、バンジョーボルトのサイズとピッチを確認し、適切なサイズを選ぶことが大切です。これにより、ブレーキやクラッチの性能を維持し、安全なライディングを楽しむことができます。
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