アウディS系・RS系エンジンはポルシェと共通?VWグループ内のエンジン技術と違いを解説

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アウディの高性能モデルであるSシリーズやRSシリーズには、強力な直列4気筒、V6、V8エンジンが搭載されています。そのため「これらのエンジンはポルシェのエンジンと同じものなのか」と疑問に感じる人も少なくありません。実際には、アウディとポルシェは同じフォルクスワーゲングループに属しており、技術や部品を共有するケースがありますが、すべてのエンジンが共通というわけではありません。

アウディとポルシェは同じVWグループのブランド

アウディとポルシェは、現在どちらもフォルクスワーゲングループ(VWグループ)に属する自動車メーカーです。そのため、プラットフォームや電子制御技術、開発ノウハウなどを共有することがあります。

ただし、ブランドごとに求められる性能や性格は異なります。アウディは高性能でありながら日常で使いやすいスポーツ性能、ポルシェはスポーツカーとしての走行性能やフィーリングを重視しているため、同じグループでもエンジン開発の方向性は異なります。

アウディS系の直列4気筒エンジンはポルシェと共通なのか

アウディSシリーズに搭載される直列4気筒ターボエンジンは、基本的にアウディやVW系で開発されたエンジンです。代表的なものとしてEA888型エンジンがあり、ゴルフGTIやアウディS3などにも採用されています。

ポルシェには4気筒水平対向エンジンが存在しますが、アウディの直列4気筒ターボとは構造が大きく異なります。ポルシェ718シリーズなどに搭載される4気筒エンジンは、ポルシェ独自の水平対向レイアウトを採用しています。

そのため、アウディS系の直4エンジンがそのままポルシェと共通というわけではありません。

アウディRS系のV6エンジンとポルシェの関係

アウディRSモデルに採用されるV6エンジンの中には、ポルシェと技術的なつながりを持つものがあります。特に近年の2.9リッターV6ツインターボエンジンは、ポルシェと共同開発されたエンジンとして知られています。

このエンジンはアウディRS4、RS5などに搭載され、一方でポルシェのパナメーラやカイエンなどにも採用されています。ただし、同じ基本設計を利用していても、吸排気システム、制御プログラム、味付けなどは各ブランドで異なります。

例えばアウディRSではクワトロによる安定した高速走行性能を重視し、ポルシェではスポーツカーらしいレスポンスやフィーリングを重視するなど、同じエンジンでも性格は変えられています。

アウディRS系V8エンジンはポルシェと共通なのか

アウディRSシリーズで使われたV8エンジンについては、すべてがポルシェ製や共通エンジンというわけではありません。代表的な4.0リッターV8ツインターボエンジンは、VWグループ内で幅広く利用されているエンジンです。

この4.0 TFSI V8はアウディRS6、RS7などに搭載されるほか、ポルシェ、ベントレーなどグループ内の高級ブランドでも採用されています。

しかし、ポルシェ用ではエンジン制御やターボ設定などが変更され、それぞれの車種に合わせた特性になっています。同じ基本技術を使っていても、完成したエンジンのキャラクターは異なります。

共通エンジンでもアウディとポルシェでは味付けが違う

自動車メーカーでは、エンジンの基本設計を共有することで開発コストを抑えながら、ブランドごとの個性を出す方法が一般的です。VWグループでは、この方法によって複数ブランドで高性能エンジンを展開しています。

例えば同じV6ツインターボを搭載していても、アウディRSでは快適性や全天候性能を重視し、ポルシェではステアリング操作や加速感などドライバーとの一体感を重視します。

そのため「同じエンジンだから同じ車」というわけではなく、シャシー設計、駆動方式、サスペンション、電子制御まで含めて別の乗り味になります。

まとめ:アウディS・RS系とポルシェのエンジンは一部で技術共有されている

アウディS系の直列4気筒エンジンは基本的にポルシェとは別系統で、RS系のV6やV8エンジンにはポルシェと共同開発またはVWグループ内で共有されているものがあります。

ただし、共通部品や基本設計があっても、各ブランドが独自のセッティングを行うため、アウディRSとポルシェでは走行フィーリングが大きく異なります。エンジン単体ではなく、車全体の設計思想を見ることが、両ブランドの違いを理解するポイントです。

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