バイク好きの中には、通学や街乗り用とは別に趣味用の2台目を持ちたいと考える人も少なくありません。特に高校生や学生アルバイターにとって、バイクの2台持ちは夢のような話かもしれませんが、現実的に可能なのでしょうか。本記事では、バイト収入でバイクを2台持つことの実現性や注意点、実際の維持費などをわかりやすく解説します。
バイク2台持ちに必要な費用を具体的にシミュレーション
まず、最も気になるのはバイク2台分の維持費です。任意保険がファミリーバイク特約でカバーされている場合、以下のような費用が主にかかります。
- ガソリン代:1台あたり月3,000〜5,000円(オフ車は燃費が良いため比較的安価)
- 駐車場代:実家なら0円、月極は地域により5,000〜15,000円
- オイル交換などのメンテナンス費:年間15,000〜30,000円程度
- タイヤ・チェーンなど消耗品:年間20,000〜40,000円
- 自動車税(軽二輪以下):年3,600円/台
中古でオフロード車を買う場合、初期整備費が発生することもあるため、購入時に3〜5万円は別途見ておくのが現実的です。
バイト代でバイク2台を維持するには?収支のバランスを考える
月4〜9万円のバイト代で生活費と趣味を両立するには、毎月のバイク関連支出を明確に把握しておくことが重要です。仮に月6万円稼ぎ、家に2万円を入れる場合、残り4万円が自由に使えるお金です。
2台のバイクのガソリン代・メンテ費を合わせて月1万〜1.5万円程度と見積もれば、残りで貯金や部品の購入も可能です。金銭的にギリギリにならないよう、メンテ費を積み立てておくことも大切です。
バイク2台持ちのメリットとデメリット
2台持ちの最大のメリットは、用途や気分に応じてバイクを選べることです。通学や街乗りはエストレヤで、週末の林道ツーリングはオフロード車でと使い分けることができます。
一方、維持費・管理の手間・保管スペースなどがデメリットとなる場合もあります。特にスペースが限られている場合、屋外保管による劣化や盗難リスクも考慮すべきです。
高校生・学生で2台持ちしている人の実例
実際に高校卒業後、バイト代で250ccクラスのストリートバイクと125ccのオフロード車を2台所有している人もいます。この方はファミリーバイク特約を利用し、バイクはどちらも中古で購入。維持費は月1.5万円以内に抑え、メンテナンスは自分で行って節約しています。
また、SNSや掲示板では「大学進学後も2台持ちを継続できた」「バイク屋で働いてメンテを学んで維持費削減した」といった声もあります。
2台目を買う前に確認したい5つのチェックポイント
- 購入後のメンテナンス費用や保管場所は確保できるか
- 1台目との使い分けは明確か
- 初期費用以外にかかる費用を把握しているか
- バイトの収入が今後も安定しているか
- 金銭的に生活が圧迫されないか
このような視点で事前に検討することで、後悔のないバイクライフが実現できます。
まとめ:2台持ちは可能だが、計画と管理がカギ
高校生や学生がバイク2台持ちをするのは決して無理な話ではありません。保険条件や実家住まいなどの条件が整っていれば、工夫次第で維持可能です。
ただし、2台分の維持費や管理の手間を甘く見ず、しっかりとシミュレーションしたうえで検討しましょう。収入に合わせた堅実な判断と、愛車への愛情を持っていれば、2台持ちのバイクライフも楽しく続けられるはずです。
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