車検の更新タイミングで損しない!有効期限の仕組みとベストな受け方

車検、メンテナンス

車検はただ受ければいいというものではありません。タイミングによっては本来よりも短い有効期限になってしまい、数ヶ月分損をする可能性もあります。この記事では、車検の更新時期に関する正しい知識をわかりやすく解説し、最もお得に車検を受ける方法を紹介します。

車検の有効期限は「元の期限基準」になる

現在の法律では、有効期限内に車検を更新すれば、新しい車検の有効期限は「もともとの車検満了日から2年後」となります。つまり、車検切れ前に受けても損はありません。

例えば、2025年8月20日が満了日の場合、2025年6月20日に車検を受けたとしても、新しい車検の有効期限は2027年8月20日になります。

車検が切れた後に受けた場合は要注意

一方、もし有効期限を過ぎてから車検を受けると、車検を受けたその日が起算日になります。2025年8月21日に車検を受けると、次の満了日は2027年8月21日となるわけです。つまり、期限がリセットされる仕組みです。

これは一見お得に見えるかもしれませんが、車検切れの状態では車を公道で走らせることができず、仮ナンバーの手配やレッカー移動が必要になります。

実例:2025年8月20日満了の車の場合

・6月20日に車検を受けた → 有効期限は2027年8月20日
・8月10日に車検を受けた → 有効期限は2027年8月20日
・8月21日に車検を受けた → 有効期限は2027年8月21日(1日延びるが実質的に損)

このように、「期限内」であればいつ受けても損しないことがわかります。

車検を早めに受けるメリット

車検は満了日の1ヶ月前〜2ヶ月前からでも受け付け可能です。特にディーラーや整備工場は夏期休暇前後で混み合うため、早めに予約を取るのがおすすめです。

また、事前点検の余裕ができることで、必要な整備内容をじっくり相談しながら決めることができます。車検を通すだけでなく、次の2年間の安心にもつながります。

よくある誤解:「早く受けると有効期限が短くなる」

これは昔の車検制度の名残りによる誤解です。現在では、満了日が更新される仕組みが明確に法律で定められているため、「損をする」ということは基本的にありません。

ただし、「車検切れの車を再取得する場合」にはこの限りではないので要注意です。

まとめ:いつ受けるのがベスト?

車検満了日が2025年8月20日であれば、6月20日以降ならいつ受けても次の有効期限は「2027年8月20日」です。早めに受けても期間が短縮されることはなく、混雑回避や計画的整備の面でもメリットがあります。

したがって、満了日ギリギリではなく、スケジュールに余裕を持って受けることが、お得で安心な車検の受け方といえるでしょう。

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