タイヤ交換後にバランスウェイトが1本だけ?3本にウェイトなしでも正常なケースを解説

車検、メンテナンス

タイヤを4本交換した後にホイールを見ると、バランスウェイトが1本にしか付いていないことがあります。以前は全てのホイールにウェイトが貼られていたため、「本当にバランス調整したのだろうか?」と不安になる人も少なくありません。実は、3本にウェイトが付いていなくても正常なケースは十分にあります。

ホイールバランスとは何か

ホイールバランスとは、タイヤとホイールを組み合わせた際の重量の偏りを調整する作業です。

タイヤやホイールは完全な真円・均一重量ではないため、バランス測定器で回転させて重量の偏りを確認し、不足している箇所にウェイトを貼り付けて調整します。

バランスが大きく狂っていると、高速走行時にハンドルの振動や車体のブルブルした揺れが発生することがあります。

ウェイトが付いていない=作業していないではない

最近のタイヤやホイールは製造精度が高く、組み合わせによってはほとんど補正が不要な場合があります。

バランサーで測定した結果、許容範囲内であればウェイトを貼らずに作業完了となることもあります。

ウェイトが付いていないことと、バランス調整をしていないことは同じではありません。

実際には測定した結果、「補正不要」と判断された可能性があります。

3本がウェイトなしになることはあるのか

結論から言うと、あり得ます。

特に近年の国産タイヤや高品質ホイールでは、タイヤの軽点マークとホイールの重量バランスを合わせて組み付けることで、必要な補正量が大幅に減ることがあります。

例えば4本中3本が0gまたは5g未満の誤差で、1本だけ10gや15gの補正が必要になるケースは珍しくありません。

測定結果例 ウェイト
補正量0g 不要
補正量5g未満 店舗によっては不要
補正量10g以上 貼り付け実施

そのため、4本中1本だけウェイトが付いている状態も十分考えられます。

以前ウェイトが貼ってあったのになぜ無くなるのか

タイヤ交換時には、古いウェイトは一度全て取り外してから再測定するのが一般的です。

以前のタイヤと新しいタイヤでは重量バランスが異なるため、前回のウェイト位置や重量は参考になりません。

その結果、以前は20g貼っていたホイールでも、新しいタイヤを組み付けると補正不要になることがあります。

走行して問題がないなら心配しなくてよい?

質問のケースでは80km/h程度まで走行してもハンドル振動や車体のブレが発生していないとのことです。

これはバランスが適切に取れている可能性を示す材料の一つです。

ただし、100km/h以上の高速域でのみ症状が出る場合もあるため、完全に確認したい場合は作業した店舗でバランス測定結果を見せてもらうと安心です。

多くのタイヤショップや整備工場では、測定機の数値を確認できる場合があります。

再確認した方が良いケース

次のような症状がある場合は再点検を依頼した方がよいでしょう。

  • 高速道路でハンドルが震える
  • 車体全体が細かく振動する
  • 特定の速度域だけ振動が出る
  • タイヤ交換後に症状が発生した

これらがなければ、ウェイトが少ないこと自体は異常とは限りません。

まとめ

タイヤ交換後に4本中1本しかバランスウェイトが付いていなくても、必ずしも作業ミスとは限りません。最近のタイヤとホイールは精度が高く、測定結果によっては3本が補正不要になることも十分あり得ます。実際に80km/h程度で振動が発生していないのであれば大きな問題の可能性は低いでしょう。不安な場合は施工店でバランス測定結果を確認してもらうと安心です。

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