マイカーローンの審査に落ちたときの選択肢とは?自社ローンとの金利差とリスクを解説

中古車

マイカーローンの審査に落ちてしまった場合でも、車の購入を諦める必要はありません。ただし、選択肢として浮上する「自社ローン」には銀行系ローンとは大きな違いがあるため、慎重な判断が求められます。この記事では、自社ローンの金利やリスク、そして代替案について具体的に解説します。

銀行系マイカーローンと自社ローンの金利差はどれくらい?

一般的な銀行マイカーローンの金利は約2%〜5%程度ですが、自社ローンでは8%〜18%という高金利が珍しくありません。今回の事例では銀行金利が4.4%、自社ローンが8.8%とのことですが、これはおおよそ倍の利率です。

たとえば50万円を5年(60回)で借りた場合、以下のような返済総額の違いが生まれます。

金利 月々の返済額 総返済額 利息総額
4.4% 9,320円 559,209円 約59,209円
8.8% 10,366円 621,991円 約121,991円

このように、同じ金額でも金利が違うだけで支払う利息に6万円以上の差が出る可能性があります。

自社ローンとは?審査の仕組みと利用のポイント

自社ローンは、販売店が独自に提供する分割払いの仕組みで、クレジット会社を通さずに車両の分割購入が可能です。そのため、信用情報に自信がない方でも審査に通りやすい傾向があります。

ただし、金利が高い、保証人や頭金が必要な場合がある、車検証がローン完済まで販売店名義になるなどの制約が多いため注意が必要です。

自社ローンを利用する前に検討したい代替案

ローンに頼らず車を購入する方法として以下の選択肢もあります。

  • 現金一括で購入できる予算に収める(30万円程度の中古軽自動車など)
  • 親族・知人から借り入れできる場合は、金利0%の可能性あり
  • クレジットカードの分割払い(ただし手数料や上限枠に注意)
  • 地元信用金庫やJAバンクで再チャレンジ

また、中古車の価格交渉で値引きを引き出せるケースもあるため、ローン負担を軽減する方向でも検討する価値があります。

3ヶ月待たせている購入先との関係維持も大切

販売店とすでに長く交渉している場合、誠意を持って現在の状況を説明し、支払い計画の再提案や、より低価格な在庫の紹介などをお願いするのも手です。信用を失わないためにも、曖昧な返事を避け、今後の方針を明確に伝えることが重要です。

まとめ:ローン選びは「金利」だけでなく「総負担額」で比較を

マイカーローンの審査に落ちてしまったとき、自社ローンという選択肢もありますが、利息負担の大きさやリスクを十分に理解したうえで判断することが重要です。可能であれば、金利の低い再チャレンジや代替案も検討しながら、将来的に無理のない支払い計画を立てるようにしましょう。

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