スズキの人気スクーターであるアドレスシリーズの中でも、V125とV100は多くのファンに支持されており、パーツの流用やカスタムも盛んです。今回は「アドレスV125のリアサスペンションをV100に取り付け可能か?」という点と、「V100のフロントサスペンションの取り付け穴径」について詳しく解説します。
アドレスV125とV100のリアサスペンションは流用できる?
基本的に、アドレスV125(CF46A型)とV100(CE11A型またはCE13A型)では、リアサスペンションの取付形状や長さが異なるため、そのままポン付け(無加工)での流用は困難です。
V125はやや車高が高く、リアショックも全長が長めで、マウント部の径やブッシュの形状も微妙に異なるケースがあります。無理に取り付けると車体バランスが崩れたり、リアフェンダーやタイヤが干渉することもあります。
加工すれば取り付け可能?流用事例と注意点
一部のカスタムユーザーは、V125用の社外サスペンションをV100に装着している例もありますが、その多くはボルト径の変換ブッシュや取り付け部のスペーサー加工を行っています。
加工が前提になる場合、自己責任での作業となり、安全性に十分注意が必要です。特にリアショックは車両の乗り心地と操縦性に直結する重要なパーツのため、取り付け角度や遊びの有無まで丁寧な確認が必要です。
V100のフロントサスペンションの取り付け穴径は?
アドレスV100(CE11A/CE13A)のフロントフォーク下部にあるアクスルシャフト(ホイール取り付け)の通し穴径は、おおよそ10mm(正確にはM10規格)です。
また、フォーク上部の取り付け部(ステムとの接合部)は、外径約30mm前後。アフターパーツやフォークブーツなどを取り付ける際は、メーカーの個体差や年式による仕様変更にも注意が必要です。
代替案:V100向け社外リアショックの選択肢
もしV125のサス流用が難しい場合は、V100に適合した社外リアショックを選ぶのが安心です。デイトナやキタコ、KN企画などからリリースされており、車高調整式やダンパー性能に優れたモデルもあります。
特に2人乗りや積載時の安定性を重視するなら、純正より強化されたモデルのほうが安心感があり、バイク本来の性能も引き出しやすくなります。
まとめ:無理な流用よりも安全性を重視したカスタムを
アドレスV125のリアサスペンションをV100へ取り付けるには加工が必要であり、ポン付けは基本的に難しい構造です。また、V100のフロントサスペンションに関しても正確な寸法把握と適合確認が重要です。
カスタムの魅力は無限ですが、安全第一が大前提。確実に取り付けできる社外パーツや専門店での相談を活用しながら、愛車の性能と見た目を引き立てるカスタムを楽しんでください。
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