ツーリングや高速走行の際に便利なバイク用ETC。その取り付け位置について「シート下に仕込んでも正常に作動するのか?」という疑問を持つ方は少なくありません。この記事では、特にホンダ・フォルツァでの事例を中心に、ETCをシート下に設置した場合の通信や使い勝手について詳しく解説します。
バイク用ETCの通信方式とアンテナの役割
バイク用ETCは基本的に「アンテナ分離型」が主流で、本体は車体の中やシート下に収納し、アンテナはハンドル周りなどの開放空間に設置するのが一般的です。
重要なのは、ETC本体の設置場所ではなく、ETCゲートとの通信を担う「アンテナユニット」が正しい場所にあるかどうかです。
フォルツァにおけるシート下ETC設置の可否
フォルツァ(FORZA)はシート下に比較的広い収納スペースがあり、ETC本体を収納するには十分なスペースがあります。このスペースにETCユニットを収納し、アンテナだけを前方へ設置すれば問題ありません。
実際にディーラーや用品店で取り付けられている多くの車両では、ETC車載器をシート下に設置し、フロントカウル付近にアンテナが配置されています。
ETCアンテナをシート内に隠すのはNG
逆に、アンテナまでシート内に隠してしまうと、ETCゲート通過時に通信エラーを起こす恐れがあります。
ETC電波は指向性があり、金属や厚い樹脂などに遮られると通信が不安定になるため、アンテナの「見通しの良い」設置が非常に重要です。
おすすめの取り付け場所と事例
- ETC本体:シート下、バッテリー横スペース
- アンテナ:メーター横、ミラー下、フロントカウル内部の空洞部
- インジケーター:ハンドル周辺で目視しやすい場所
これらの設置方法であれば、防水性や盗難対策にも優れ、見た目もすっきりします。
取り付けはプロに任せるのが安心
ETCの取り付けには電源取り出しや車両配線への知識が必要なため、用品店(オートバックス、ナップスなど)やディーラーでの取り付けを推奨します。
2024年現在、ETC取扱登録店一覧はこちらで確認できます。
まとめ:フォルツァのシート下でもETCは使えるがアンテナ位置が重要
フォルツァにおいて、ETC本体をシート下に設置することは問題ありません。ただし、通信に必要なアンテナは車外からの見通しの良い位置に取り付ける必要があります。
- ETC本体:シート下でOK
- アンテナ:ハンドル周りなど開放部に設置
- 自己施工はリスクあり。プロに依頼を
正しく設置すれば、高速道路でのETCゲート通過もスムーズ。安全・快適なバイクライフを楽しみましょう!
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