原付2種（排気量50cc以上、125cc以下）のバイクをボアアップする際、排気量が変わることに伴う手続きについては多くのライダーが疑問に思うところです。特にスーパーカブ110などを124ccにボアアップした場合、役所への届け出が必要なのか、保険に影響があるのかなど、しっかり確認しておきたいポイントがあります。この記事では、ボアアップに必要な手続きや申請について解説します。
ボアアップ後の変更届け出は必須か？
原付2種をボアアップして排気量が変更された場合、役所への届け出が必要かどうかは多くのライダーが気になる点です。結論として、基本的には排気量の変更に関する届け出が求められることがあります。
ボアアップ後の車両は、排気量が規定以上に増加することになり、その変更内容を届け出ることで正式に登録内容を更新する必要があります。この手続きは、車両を登録している市区町村の役所に対して行うことになります。
保険や自賠責保険への影響
ボアアップによって排気量が変更されると、保険にも影響が出る可能性があります。自賠責保険は原付2種に関する基準をもとに計算されますが、排気量の変更があった場合は、正しい情報を保険会社に報告する必要があります。
特に自賠責保険の契約内容が排気量に依存しているため、ボアアップ後にそのまま未報告でいると、万が一事故が起こった際に保険が適用されない恐れがあります。ボアアップ後は、必ず保険会社に変更を通知し、新たな契約内容に合わせた保険料を支払うことが重要です。
ボアアップ後の車両検査や車検
ボアアップによる排気量変更は、車検に影響を与える可能性もあります。原付2種のバイクは通常、車検が不要ですが、ボアアップ後に「普通自動二輪車」に該当する場合には車検が必要になることもあります。
車検が必要となった場合、事前に車両の検査を受けておく必要があります。これには、バイクの安全性や排ガス規制への適合を証明するための追加の手続きが関わることがあります。特に改造の範囲が広がると、車両の状態を確認するためのチェックも厳しくなることがありますので、事前にしっかりと準備をしておくことが求められます。
ボアアップの手続きとその流れ
ボアアップ後の申請は、排気量が50ccを超える場合には行わなければならない重要な手続きです。以下の流れに沿って申請を行いましょう。
- 1. 車両登録の変更: ボアアップ後の新しい排気量を市区町村の役所に届け出ます。必要書類や手続き方法については、事前に確認しておくことが大切です。
- 2. 自賠責保険の変更手続き: 変更後の排気量に基づき、自賠責保険の契約内容を更新します。契約内容に応じた新しい保険料を支払いましょう。
- 3. 車両検査: 必要に応じて車両検査を受け、車両が法規に適合していることを証明します。検査に通ることで、車両の合法性が確認されます。
まとめ
スーパーカブ110をボアアップして124ccに変更する場合、排気量の変更に関する手続きが必要です。役所への届け出を怠ると、保険が適用されない場合や、車両の登録内容が不正確になる恐れがあります。ボアアップ後は必ず車両登録の変更や保険の更新を行い、場合によっては車両検査を受ける必要があります。
手続きをしっかりと行うことで、安全にボアアップを楽しみながら、万が一の際にも適切な保険が適用されることを確保できます。変更後の手続きを早めに済ませ、快適なライディングを楽しんでください。
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