ステップワゴンスパーダRK5後期のヘッドライトをLEDバルブへ交換する際、純正バラストの配線加工が必要になるケースがあります。その場合、純正状態へ戻せるようにリレーを使用した取り付け方法を検討する方も少なくありません。
リレーを使用する場合に悩みやすいのが、点灯を制御するトリガー電源をどこから取るかという点です。この記事では、ヘッドライトカプラーからトリガー電源を取る場合の考え方や、取り付け時の注意点について解説します。
LEDヘッドライト取り付けでリレーを使用する理由
LEDバルブへ交換する際、大容量の電流を純正ヘッドライト配線から直接流すと、純正配線やスイッチ類へ負担がかかる可能性があります。
そのため、リレーを使用してバッテリーから直接電源を取り、純正ヘッドライト信号をリレー作動用のトリガーとして利用する方法があります。
この方法では、純正配線にはリレーを動作させる程度の小さな電流しか流れないため、安定した点灯や配線保護につながります。
ヘッドライトバルブのコネクターからトリガー電源を取っても問題ないのか
リレーのトリガー電源として使用するだけであれば、基本的にはヘッドライトバルブ側のコネクターから信号を取る方法は一般的に行われています。
トリガー側はリレー内部のコイルを作動させるための電源であり、大きな電流を流す目的ではありません。そのため、純正ヘッドライト点灯信号を利用するという考え方になります。
ただし、使用するリレーの仕様や車両側の制御方式によっては注意が必要です。特にHID車やコンピューター制御されたライトでは、単純な12V電源ではない場合があります。
使用するリレーによって配線方法は変わる
リレーには種類があり、一般的な4極リレーや5極リレー、LED専用品などがあります。
通常の4極リレーの場合は、バッテリー電源、アース、トリガー信号、出力という構成になります。トリガー信号にはヘッドライトON時に電圧が出る線を利用します。
一方で、車両によってはマイナス制御やパルス信号でライトを制御している場合があり、その場合は一般的なリレーでは正常動作しないことがあります。
ステップワゴンスパーダRK5後期で確認したいポイント
RK5後期のヘッドライトはHID仕様などがあり、単純にバルブへ12Vを供給しているだけではありません。
LED化する場合は、現在ヘッドライトカプラーにどのような信号が来ているのか確認することが重要です。
例えば、テスターでロービーム点灯時に12Vが出る端子を確認し、その線をリレーのトリガーとして使用する方法があります。
配線加工をする場合の注意点
純正配線へ直接加工すると、後から純正状態へ戻すことが難しくなる場合があります。
そのため、純正カプラーに接続できる変換ハーネスや分岐カプラーを使用すると、車両側の配線を傷めずに取り付けできます。
また、バッテリーから取る電源線には必ず適切な容量のヒューズを入れることが大切です。万が一ショートした場合でも車両側への被害を抑えられます。
トリガー電源を取る際に避けたい方法
ヘッドライトの電源線から直接LEDバルブへ大きな電流を流し、さらに別の電装品へ分岐させる方法はおすすめできません。
純正配線は純正ライト用として設計されているため、消費電力が変わるLED化では予期しないトラブルにつながる可能性があります。
また、配線の接触不良や防水処理不足は、ヘッドライト内部への水分侵入や点灯不良の原因になるため注意が必要です。
取り付け後に確認する項目
LEDバルブとリレーを取り付けた後は、正常に点灯するかだけでなく、以下の点を確認すると安心です。
- ロービームON・OFFが正常に動作するか
- 左右のライトが安定して点灯するか
- リレーが異常発熱していないか
- ヒューズが適切な容量になっているか
- 光軸がずれていないか
特にLED化では明るさだけでなく、対向車へのまぶしさや車検適合も重要になります。
まとめ
ステップワゴンスパーダRK5後期でLEDヘッドライト化する際、リレーのトリガー電源をヘッドライトバルブのコネクターから取る方法は一般的な手法のひとつです。
ただし、使用するリレーの種類や車両のライト制御方式によっては正常動作しない場合があるため、電圧や制御方式を確認してから配線することが重要です。
純正配線をできるだけ残したい場合は、変換ハーネスなどを利用し、バッテリー電源+リレー制御による安全な取り付けを行うことで、後から純正状態へ戻しやすいLED化が可能になります。

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