トヨタの新車を購入するとき、意外と気になるのがナビの地図データです。新車だから地図も必ず最新だと思いがちですが、実際には装着されているナビの種類によって地図の仕組みや更新方法が異なります。現在のトヨタ車では通信を利用するコネクティッドナビが採用されている車種がある一方、従来型のT-Connectナビや販売店装着オプションナビなどもあり、単純に「新車なら全部同じ」とは言えません。
さらに、地図更新には「通信先の最新データを利用するタイプ」「マップオンデマンドで道路情報を差分更新するタイプ」「最新版地図ソフトによる全更新」などがあります。この記事では、トヨタ公式情報をもとに、新車購入時のナビ地図、無料更新期間、更新方法を分かりやすく整理します。
トヨタの新車ならナビの地図も最新なのか
まず押さえておきたいのは、トヨタの新車だからといって、すべてのナビがまったく同じ方式で最新地図を利用しているわけではないという点です。車種、年式、ディスプレイオーディオの種類、メーカーオプション・販売店装着オプションなどによって仕組みが変わります。
現在の「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)」でコネクティッドナビを利用している場合、トヨタによるとトヨタスマートセンター内の最新データを取得して地図を表示します。そのため、従来のように車載ナビに収録された地図だけを何年間も使い続ける仕組みとは大きく異なります。[参照:トヨタ公式FAQ]
一方、地図情報は道路の開通などを収集・整備してからデータ化されるため、「今日開通した道路が必ずその瞬間に地図へ載る」という意味でのリアルタイム更新とは限りません。新車を受け取る際には、搭載されるナビの名称と地図更新方式を販売店で確認しておくと確実です。
コネクティッドナビなら最新データを通信で利用できる
近年のトヨタ車で重要なのがコネクティッドナビです。対応するディスプレイオーディオでは、車載機だけで検索や案内を完結させるのではなく、トヨタスマートセンターと通信してナビサービスを提供します。
トヨタ公式FAQでは、コネクティッドナビを利用している場合について、スマートセンター内の最新データを取得して地図を表示すると案内されています。新しい道路や施設を利用する機会が多い人にとって、地図データを定期的に購入して入れ替える従来方式とは使い勝手が大きく異なります。
ただし、コネクティッドナビを利用するにはT-Connectおよびコネクティッドナビの契約が必要です。また、車載地図を持つ「ディスプレイオーディオPlus」と、車載地図を持たないタイプでは、契約終了後の動作にも違いがあります。[参照:トヨタ公式FAQ]
新車購入後に無料でナビを使える期間はある?
対象車では無料利用期間が設定されています。トヨタの案内では、T-Connect スタンダード(22)の対象となるコネクティッドナビについて、新車購入の場合は初度登録日から5年間無料とされています。6年目以降は継続利用に料金が発生するサービスがあります。[参照:トヨタ コネクティッドナビ]
ここで注意したいのは、「無料期間=すべてのトヨタナビで一律5年間」という意味ではないことです。ナビの世代やサービスによって無料期間は異なります。
例えばマップオンデマンドについて、トヨタ公式FAQではコネクティッドナビ(車載ナビ有)は5年間無料、その他の対象ナビゲーションは3年間無料と案内されています。したがって、自分の車にどのナビが装着されるのかを確認してから無料期間を判断する必要があります。[参照:トヨタ公式FAQ]
マップオンデマンドとは?無料でダウンロードできる場合もある
従来型のT-Connectナビなどで利用されてきた代表的な地図更新サービスが「マップオンデマンド」です。これは新しい道路情報を通信やパソコンなどを利用してダウンロードし、ナビの地図データを更新する仕組みです。
例えば販売店装着オプションナビの場合、トヨタではナビ購入日をサービス利用開始日として、対象機種なら原則3年間マップオンデマンドを利用できると案内しています。また対象のT-Connectナビでは、所定の期間内に販売店で最新版地図ソフトによる全地図更新を行うことで、その後のマップオンデマンド利用期間が延長される仕組みもあります。[参照:トヨタ マップオンデマンド]
ただし、マップオンデマンドは「地図に含まれるあらゆる情報を完全に最新版へ交換するサービス」とは限りません。主として新しい道路情報などを差分更新する仕組みで、市街図や一部の施設情報、音声案内など更新対象外となる情報もあります。
「差分更新」と「全地図更新」は別物
ナビの地図更新を理解するときは、差分更新と全更新を区別することが大切です。マップオンデマンドは、新しい道路などの差分データを取り込む更新です。一方の全更新は、最新版地図ソフトを使って地図データ全体を更新する方法です。
例えば、新しい高速道路やバイパスが開通した場合、その道路情報がマップオンデマンドで配信されれば差分更新によって反映できます。一方、長期間使用したナビについて地図データ全体を新しい版に切り替えたい場合には、全更新が関係してきます。
なお、道路情報も開通直後に必ず配信されるとは限りません。トヨタの取扱説明書では、高速道路のデータについて収集・整備状況によって配信まで3カ月ほどかかる場合があり、一般道路についてもデータ収集・整備後に順次配信するとされています。[参照:トヨタ取扱説明書]
自分のトヨタ車の地図がいつのデータか確認する方法
納車された車の地図がいつのものなのか気になる場合は、ナビ本体から確認できる機種があります。ディスプレイオーディオPlusでは、トヨタ公式FAQによると「設定」から「ナビゲーション」→「地図更新」→「地図データ情報」と進むことで、車載機側の地図データを確認できます。
従来型のMENUスイッチがあるナビやナビキット付きディスプレイオーディオでは、「MENU」→「設定・編集」→「地図更新」→「使用データ」といった手順で確認できる機種があります。ただし車種やナビによって画面構成は異なります。
納車前であれば、販売店へ「この車のナビはコネクティッドナビですか」「地図更新の無料期間はいつまでですか」「全更新の無料サービスはありますか」と確認するのが最も分かりやすいでしょう。
新車購入時に確認しておきたいナビのチェックポイント
トヨタ車のナビは世代によってサービス内容が異なるため、車を契約するときは車両価格やオプション価格だけでなく、数年後まで含めたナビの利用条件も確認しておくと安心です。
- 装着されるナビ・ディスプレイオーディオの正式名称
- コネクティッドナビ対応か
- 車載地図を持つタイプか
- 無料利用期間は何年間か
- 無料期間終了後の料金はいくらか
- マップオンデマンドの対象か
- 全地図更新の無料サービスがあるか
特に「新車ならナビ更新はずっと無料だろう」と思い込むのは避けたいところです。無料サービスには期限があり、サービス終了後の継続条件も機種によって違います。
また、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応している車なら、スマートフォンの地図アプリをナビ代わりに利用する選択肢もあります。純正ナビを長期間契約するか、スマートフォンのナビを中心にするかという視点で考えることもできます。
まとめ:トヨタの新車ナビは種類と無料更新期間を確認しよう
トヨタの新車では、現在のコネクティッドナビ対応車であれば通信によってトヨタスマートセンターの最新地図データを利用できる仕組みがあります。一方、ナビの種類によっては車載地図とマップオンデマンドによる差分更新を利用するため、「新車=すべてのナビが同じ方法で常に最新」というわけではありません。
無料期間についても、対象となるコネクティッドナビでは新車購入から5年間無料となるサービスがある一方、その他の対象ナビではマップオンデマンドが3年間無料となるケースなどがあります。さらに対象機種では最新版地図ソフトによる全更新を1回無償で受けられる場合もあります。
これからトヨタの新車を購入する場合は、車種名だけではなく「装着されるナビの型・サービス名」「地図の更新方式」「無料期間」「無料期間終了後の費用」まで販売店で確認しておくのがおすすめです。サービス内容や料金は変更されることがあるため、契約・更新時にはトヨタ公式サイトや販売店で最新情報を確認してください。


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