イタリアのバイクメーカー「アプリリア(aprilia)」が販売していたクラシック50は、50ccとは思えない本格的なスタイルと走行性能で、一部のファンから根強い人気があります。価格が手頃な中古車が出回っている今、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。本記事では、apriliaクラシック50の特徴や購入のメリット・デメリット、注意点について解説します。
apriliaクラシック50とは?
apriliaクラシック50は、1990年代から2000年代前半にかけて生産されていたネイキッドスタイルの50ccバイクです。欧州モデルらしい独特のスタイリングと、2ストロークエンジンによる軽快な走りが魅力のモデルです。
見た目は大型バイクそのものですが、排気量は原付一種(50cc)のため、手軽に乗れる点も人気の理由の一つです。タンクやサイドカバーの造形も凝っており、所有感を満たしてくれるバイクです。
apriliaクラシック50のメリット
デザイン性の高さ:クラシックなスタイルと金属感のあるパーツ類が所有する満足感を与えてくれます。国産のスクーターや原付にはない個性が魅力です。
走行性能:2ストロークエンジンを搭載しており、トルク感のある加速が可能です。信号の多い市街地でもキビキビとした走りが楽しめます。
中古価格の安さ:玉数は少ないですが、状態が良い車体でも10万円台前半から見つかることがあり、コストパフォーマンスは高めです。
デメリットと注意点
部品供給の不安:国内正規流通が少なかったモデルのため、補修部品が入手しづらいことがあります。消耗品は汎用品で代用できることもありますが、電装系や外装パーツは要注意です。
メンテナンス前提:2ストエンジンは調整や定期的なメンテナンスが必要です。バイクいじりが好きな方や整備環境がある人には向いていますが、完全初心者には少しハードルが高いかもしれません。
燃費や騒音:2ストの特性上、燃費はあまり良くなく、排気音も大きめ。静かな環境では気を使うこともあります。
購入時にチェックしたいポイント
購入前には以下の点を確認することで、後悔のない買い物に近づけます。
- 走行距離よりも整備履歴や保管状態を重視
- エンジンの始動性、アイドリングの安定感
- 外装パーツの欠品・破損の有無(特にウインカーやミラー)
- フロントフォークのオイル漏れ
- 社外パーツが多すぎないか(純正部品が希少)
試乗が可能であれば、実際の操作感や音のチェックもしておくと安心です。
実際のユーザー体験談
「昔から憧れていた外車原付だったので、見つけてすぐ買いました。メンテは大変だけど、所有しているだけで満足感がある」という声もあれば、「部品が壊れたときに入手が大変で結局手放した」という実体験も見受けられます。
中には「ネットで海外から部品を取り寄せて直した」というDIY派のオーナーも。維持への意欲次第で楽しみ方が大きく変わるモデルと言えるでしょう。
まとめ:apriliaクラシック50は趣味性の高い一台
apriliaクラシック50は、日常の足としてというより、所有する喜びや趣味としてのバイクライフを楽しむ人に向いているモデルです。メンテナンスに自信がある方や、個性的な原付を探している方には非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
一方で、維持の手間や部品供給の難しさもあるため、購入前には自身の使い方や整備環境をしっかり考慮することが大切です。価格だけでなく、今後の維持も含めたトータルコストで判断しましょう。
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