リトルカブとスーパーカブ50のレッグシールド・フロントカバーの互換性を徹底解説

カスタマイズ

カブシリーズは豊富な派生モデルと長年のモデルチェンジにより、パーツの互換性が複雑になりがちです。とくにリトルカブとスーパーカブ50は見た目が似ているだけに、レッグシールドやフロントカバーの互換性を気にするオーナーは多いでしょう。この記事では、実際に両車のパーツの互換性があるのか、注意点や適合する条件などを具体的に解説します。

リトルカブとスーパーカブの基本的な構造の違い

リトルカブとスーパーカブ50は見た目がよく似ていますが、ホイールサイズ(14インチ vs 17インチ)や全長・車高などが異なります。これが一部パーツの互換性に影響を与える要因です。

たとえば、リトルカブは全体的にコンパクトに設計されており、スーパーカブと同じ年式でも「同じフレームに見えて微妙に取り付け角度が違う」場合があります。

レッグシールドの互換性は「年式」と「型式」による

結論から言えば、年式・型式が一致すれば互換性がある場合が多いですが、完全互換とは限りません。

たとえば、

  • リトルカブ(C50型/2000年代前半)
  • スーパーカブ50(C50型/同じく2000年代)

この2台であれば、レッグシールドの基本形状は同一で、取り付け穴の位置も共通である可能性が高いです。ただし、個体差や製造ロットによる微妙なズレがあり、取り付けの際に「削る」「穴を広げる」などの加工が必要になることも。

年式が大きく離れている場合(例:セル付きFI車 vs キャブ車)や、型式がC50→AA01へ変わったタイミング以降では、取り付けステーやフレーム側形状が変更されている可能性があり、注意が必要です。

フロントカバー(レッグ前方)の互換性

フロントカバーに関しては、ライトステーやウインカー配置の違いによって干渉の有無が左右されることがあります。

スーパーカブには「丸目」と「角目」の年式があり、リトルカブは基本的に丸目なので、丸目同士の同一世代であれば、ある程度の互換性が期待できます

ただし、純正状態でない場合(社外ライト、ウインカー位置変更済みなど)はカバーに干渉する可能性があり、装着前に仮合わせしておくのが安全です。

実例:互換性あり/なしの参考情報

互換性があった例:
・2003年式リトルカブ → 同年式スーパーカブのレッグシールドがポン付け可能
・C50型(キャブ車)間ではフロントカバーもボルトオンで装着可能

互換性がなかった例:
・FI車(AA01)リトルカブにC50スーパーカブのシールドを付けようとしたが、取り付け穴の位置がズレて加工が必要だった
・17インチ車に14インチ用レッグシールドを付けたところ、タイヤと干渉

部品交換時の注意点と確認ポイント

互換性を確実にするためには、以下の点を事前に確認しましょう。

  • 型式(C50、AA01など)と年式
  • フレームナンバーからパーツリストで適合確認
  • 純正パーツ番号(品番)を比べる
  • 実際に現車合わせで仮組みチェック

WebikeCMSNLなどでパーツ番号を調べると、流用可否の判断に役立ちます。

まとめ:同一型式なら流用可の可能性は高いが慎重に

リトルカブ50とスーパーカブ50のレッグシールドやフロントカバーは、同じ型式・同一世代であれば高確率で互換性があります。しかし、年式違いやインジェクション車、17インチ車両との組み合わせでは、取り付け加工やパーツの調整が必要な場合も。

交換やカスタムを検討している方は、できるだけ現物確認とパーツ番号照合を行った上で、無理のない範囲で作業を進めましょう。

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