VTR250のサイドカバーを黒に塗装する手順とコツ|初心者でも仕上がりよく仕上げる方法

カスタマイズ

VTR250のカスタムで人気のひとつがサイドカバーの塗装です。特にブラックは落ち着いた雰囲気と引き締まった印象を与えるため、愛車の印象をガラッと変えることができます。しかし塗装は準備や下処理が重要。この記事では、サイドカバーをDIYで黒に塗装するための具体的な手順と失敗しにくいポイントを詳しく解説します。

準備するもの一覧

  • サンドペーパー(#400、#800、#1500)
  • 中性洗剤と水(脱脂洗浄用)
  • シリコンオフ(脱脂スプレー)
  • プラサフ(プライマー+サフェーサー)
  • 黒のスプレー塗料(ラッカーorウレタン)
  • クリアスプレー(艶ありorマット)
  • マスキングテープと新聞紙
  • 手袋、マスク、塗装ブース(または屋外で段ボールなどで代用)

スプレーはホームセンターやネットで入手可能。特にバイク用ウレタン塗料は耐久性が高くおすすめです。

サイドカバー取り外しと洗浄

まずは車体からサイドカバーを取り外します。樹脂製のカバーは爪やボルトで固定されていることが多いため、無理に引っ張らず、丁寧に外しましょう。

取り外したら、中性洗剤とスポンジで表面の汚れや油分をしっかり洗浄し、完全に乾かします。水分が残っていると後の工程に悪影響を及ぼします。

表面を足付けし、脱脂する

サンドペーパー(#400→#800)で全体を軽く研磨し、表面をザラつかせます。これにより塗料の密着力が向上します。この作業を「足付け」と呼びます。

研磨後はエアブローや布で粉を払い、シリコンオフなどの脱脂剤でしっかり油分を除去します。これを怠ると塗装がはがれやすくなるので要注意です。

下地処理:プラサフを吹く

塗装前には必ずプラサフ(プライマー+サフェーサー)を1〜2回軽く吹きます。これは塗料の定着を助けるだけでなく、表面の小傷や色ムラも隠せます。

1回目は“薄く”、2回目は“ややしっかり”を意識し、塗装間は10〜15分程度の乾燥時間を設けましょう。

黒塗装の本番:丁寧に3〜4回重ねる

いよいよ黒の塗装に入ります。1回目は軽く吹き、色が全体に乗らなくてもOK。2回目以降にしっかりと色を乗せていきましょう。

目安としては3〜4回、スプレーは20〜30cmほど離して均一に動かすのがコツ。垂れるのを恐れて吹きが弱すぎるとザラつくので、やや湿った質感になる程度が理想です。

仕上げにクリアを重ねて艶感・保護力をUP

黒の塗装が乾いたら、最後にクリアスプレーを吹いて仕上げます。艶ありにするかマットにするかは好みで選べますが、ウレタンクリアなら耐久性もアップします。

クリアは2〜3回重ねて吹き、最終的に全体が均一な光沢になるよう調整しましょう。乾燥後、#1500の耐水ペーパーで水研ぎし、コンパウンドで磨くとさらに美しい仕上がりになります。

まとめ:焦らず丁寧に仕上げれば満足度も高い

VTR250のサイドカバーを黒に塗装するには、洗浄→足付け→プラサフ→黒塗装→クリア仕上げという工程を丁寧に行うことがポイントです。下地処理を怠らず、焦らず乾燥時間を守ることで、市販品のような美しい仕上がりに近づけます。

初めての方は小物で練習してから挑戦するのもおすすめ。自分だけのVTR250に仕上げて、バイクライフをより楽しみましょう。

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