車高調整の自由度が高いことで人気のエアサス(エアサスペンション)ですが、社外品を装着する場合には「構造変更申請」などの公認手続きが必要になります。この記事では、社外エアサスの公認をショップに代行してもらう場合の費用相場や手続きの流れ、注意点について詳しく解説します。
そもそもエアサスの公認とは?
車に大きな構造的変更を加えた場合、車検の適合を維持するためには「構造変更検査」を受け、公認を取得する必要があります。エアサスはその構造や走行性能に関わる部位のため、ほとんどのケースで公認が必須となります。
公認を取得することで、万が一の事故や保険適用時のトラブルも回避できるため、装着後には必ず検討すべきステップです。
ショップに代行を依頼した場合の費用相場
社外エアサスの公認取得代行をショップに依頼する場合、費用の目安は以下のとおりです。
- 基本的な代行手数料:おおよそ4万円〜8万円前後
- 構造変更の検査手数料(陸運局):約2,000円〜3,000円
- 持ち込み代行費や書類作成費:ショップによっては別途2万〜3万円
合計で6万円〜12万円ほどになるケースが多く、ショップの規模や地域、手続き内容の複雑さによって価格は変動します。
公認取得に必要な書類とは
エアサス公認には、以下の書類が必要になることが一般的です。
- 構造変更申請書
- 改造概要説明書・図面
- エアサスの製品仕様書(メーカー発行)
- 強度計算書(必要に応じて)
これらはメーカーから取り寄せるか、一部はショップで代行作成可能な場合もあります。自分で用意することで代行費用が抑えられる場合があります。
自分で手続きする場合と代行依頼の違い
自分で陸運局に出向いて構造変更手続きを行うことも可能ですが、手続きには専門的な知識や正確な書類作成が求められます。特に強度証明や図面関係でミスがあると再提出が必要になります。
そのため、手間と失敗のリスクを考慮して、ショップへの代行依頼は多くのユーザーにとって現実的な選択肢といえます。
どんなショップに依頼すべきか
代行を依頼する際は、以下のような点を確認しておくと安心です。
- 構造変更・公認の取得実績が豊富
- 見積もりが明確で追加費用が発生しにくい
- 書類の一部作成も対応可能
- 納期が明確(通常2〜3週間程度)
特に車検やカスタムに強いプロショップは、こうした公認取得に慣れているため、スムーズな対応が期待できます。
まとめ:確実に公認を取るには費用と信頼のバランスが重要
社外エアサスの公認をショップに代行してもらう場合、費用相場はおおよそ6〜12万円程度ですが、内容や地域、ショップによって大きく変動することがあります。特に書類の一部を自分で準備することで、費用を抑えることも可能です。
確実かつ安心して乗るためには、手続きに慣れた実績豊富なショップに依頼することが成功のカギです。料金だけでなく、サポート体制や対応の丁寧さも比較して選びましょう。
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