原付スクーターのホンダ・Todayは、燃費性能と取り回しの良さから人気ですが、ノーマル状態では加速や最高速に物足りなさを感じることもあります。そんな悩みに対して多くのユーザーが取り組んでいるのが、ハイスピードプーリーの交換とウエイトローラーの調整です。本記事では、Todayの走行性能をアップさせるカスタムパーツの選び方とその注意点を詳しく解説します。
ハイスピードプーリーとは何か?
ハイスピードプーリーは、スクーターのCVT機構(無段変速)の一部であるドライブプーリーを高効率なものに交換することで、最高速や加速性能を向上させるカスタムパーツです。ノーマルプーリーでは限界がある開度を拡張し、ベルトの可動域を広げることで、より高いギア比へとシフトできる仕組みです。
例えば、ノーマルでは60km/hが限界だったところを、プーリー交換で70~80km/hまで到達できるケースもあります。
Todayにおすすめのハイスピードプーリーブランド
Today対応のプーリーとしては以下のようなブランドが人気です。
- キタコ(KITACO):街乗り向けの扱いやすさが特徴。耐久性も高い。
- デイトナ(DAYTONA):トルク重視の設定。ノーマルよりワンランク上の性能。
- KN企画:ハイスピード重視のセッティングが可能。コスパも良好。
横綱プーリーは一部で品質やバランスに不満があり、Todayとの相性には慎重な判断が必要です。できれば信頼のあるブランドから選ぶことを推奨します。
ウエイトローラーの選び方と推奨グラム数
ウエイトローラーは、プーリー内の回転重量を調整するパーツで、加速力と最高速のバランスを左右する重要なパーツです。軽くすれば加速重視、重くすれば最高速寄りになります。
Todayの場合、ノーマルでは6.5g前後のウエイトが標準ですが、ハイスピードプーリーを導入した場合は、5.0g〜6.0gの範囲で試すのが一般的です。特に加速を重視するなら5.0g、全体バランス重視なら5.5g程度がおすすめです。
セッティングの注意点と実走テストの重要性
プーリーとウエイトローラーはセットで考える必要があります。ハイスピードプーリーを入れても、ウエイトが合っていなければ加速が鈍ったり、クラッチミートが遅くなったりします。
特にTodayは車体重量が軽めなので、軽いウエイトでの加速改善は体感しやすいです。パーツを交換した後は、数パターンのウエイトを実走テストしながら微調整することを強く推奨します。
実例:Todayカスタムによる改善例
実際にKITACOのプーリーと5.5gのウエイトを導入したユーザーのレビューでは、「加速が格段に良くなり、登坂でもスムーズに上がれるようになった」との報告があります。また最高速は+10km/h前後伸びたという例も。
ただし、ベルトやクラッチが摩耗していた場合は性能を活かしきれないため、消耗部品の状態確認も並行して行うことが大切です。
まとめ:Todayの走行性能向上には、信頼性あるプーリーと適切なウエイト選びが鍵
Todayのスピードアップには、ハイスピードプーリーとウエイトローラーのセッティングが有効です。選ぶ際は、評判の高いメーカーから信頼性のあるパーツを選び、自分の走り方に合った重量のウエイトを試してみましょう。
最終的には自分の走行スタイルに合ったセッティングを見つけることが、快適でストレスのないライディングへの第一歩になります。
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