ユーザー車検でのマフラー保安基準チェックのタイミングと可変バルブ付き車両の注意点

車検、メンテナンス

ユーザー車検では自分の車を自ら検査ラインに通すことができ、コストを抑えられる一方で、保安基準の確認ポイントを理解していないと不合格になる可能性もあります。特にマフラーのチェックや可変バルブ装着車に関しては、注意が必要です。

マフラーの保安基準チェックはどのタイミングで行われる?

基本的にマフラーの保安基準(音量や排気ガス漏れ、構造)に関する確認は、外観検査・下回り検査・排気音検査など複数のタイミングで行われます。

  • 外観検査:車検ラインに入る前の目視検査で、マフラーの位置や突起が見られることがあります。
  • 下回り検査:ピット内で車体を下から確認。排気漏れや改造の有無をチェック。
  • 排気音量検査:アイドリングや空ぶかし状態で、音量が基準(96dB以下)を満たしているかを測定。

このため、ユーザー車検では検査官により重点が変わる場合があるため、見逃されることも稀にあります。

可変バルブ付きマフラーの検査ポイント

可変バルブマフラーとは、走行条件に応じて音量を制御する機構が付いたマフラーです。

ユーザー車検では可変バルブがON/OFFどちらでも保安基準を満たす必要があり、バルブが開いた状態で基準値(96dB)を超えると不合格になります。

そのため、バルブを「閉」に固定した状態で車検に臨む人もいますが、固定装置がなければ不正改造と見なされる可能性があります。

検査でスルーされるケースとそのリスク

質問のように「輸入車」「珍しい車種」「検査官が仕様をよく知らない」などの理由で、実際には検査が甘くなるケースもあります

しかしこれはあくまでも例外であり、正式には保安基準を満たしていなければ不合格となることを理解しておきましょう。次回の車検や、検査官が異なる場合に落ちるリスクも。

ホイール・マフラーの刻印チェックについて

ホイールのJWLやVIA刻印の確認は外観検査時に行われることが多く、マフラーについても「JQR」や「JMCA」などの認証プレートが貼られているか確認されることがあります。

ただし、これらの確認は検査官の目視チェック次第で省略されることもあるため、事前に自分で状態を確認しておくのが安全です。

ユーザー車検における心構え

ユーザー車検では、車両のコンディションに加え、知識と準備が合格への鍵です。

特に可変バルブ付きのマフラーは「音量」と「構造」の両方で合法性を確保することが重要です。不安があれば、事前に陸運局に問い合わせるか、整備工場での点検をおすすめします。

まとめ|マフラーと車検通過のための正しい理解を

ユーザー車検でマフラーのチェックは「見逃されることもある」が、あくまでも自己責任であり、次回の車検や路上検査で不適合とされるリスクもゼロではありません。

音量や排気漏れ、構造のいずれも基準をクリアし、合法的なカスタムと車検通過を目指すことが、安心で快適なカーライフの第一歩です。

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