フィアット500のウィンカーと警告灯が同時点滅?原因と対処法を徹底解説

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フィアット500に乗っていて、ウィンカーを出すとエンジンマークやABSマークが同時に点滅するという不思議な現象が起きた場合、単なる電装系の不具合とは限りません。この記事では、このような症状の原因と対処法について解説します。

ウィンカーと警告灯が同時に点滅する現象とは

通常、ウィンカーは方向指示器の点滅だけで完結するはずですが、同時に他の警告灯が点灯・点滅する場合、電気系統に異常がある可能性が高いです。

具体的には、アース不良ボディ・ECU間の電圧不安定が疑われます。ウィンカーの作動時に電流が一時的に過負荷となり、別回路に影響を及ぼす例が報告されています。

考えられる主な原因

  • アース不良:配線の劣化や接触不良により、正常な電気の流れが阻害され、意図しない警告灯が点滅。
  • バッテリー電圧の低下:古いバッテリーや充電不良により、電圧が一時的に下がり、ECUが誤動作。
  • ECU・BCMの異常:ウィンカー信号を処理するボディコントロールモジュールが誤作動を起こすことも。
  • 電球やLEDの交換時の極性ミス:ウィンカーやストップランプをLEDに交換している場合、極性の違いで誤作動が起きる可能性があります。

実際にあった事例と整備士の対応

ある整備工場では、同様の症状でフィアット500が持ち込まれた際、ボディアース(車体とマイナス端子間の電気経路)の錆と断線が確認され、これを修復することで正常動作に戻りました。

また、別のケースではBCM(ボディ・コントロール・モジュール)自体の不良で、部品交換が必要になったこともあります。

診断と対処の手順

  1. バッテリー電圧を測定(12.5V以下であれば交換推奨)
  2. アース線を目視と導通テストで確認
  3. OBD2スキャナでエラーコード読み取り
  4. 必要に応じてディーラーや認定整備工場でBCM診断

早めの対応がトラブルを防ぐ

このような症状は一時的なものではなく、放置するとさらなる電装トラブルや安全性の低下につながる可能性があります。

特にABSやエンジン警告灯が関係する場合は、安全走行に支障をきたすため、早めの点検・修理をおすすめします。

まとめ

ウィンカー点滅時に警告灯が同時に点くという現象は、電装系やアース不良、バッテリーの劣化が原因の可能性があります。簡単に済む修理で済む場合もありますが、放置すると車全体の制御に影響を及ぼす恐れもあるため、早期の点検が重要です。フィアット専門店や整備実績のある整備工場での対応を検討しましょう。

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