SYM X’Pro風50(X’Pro-inspired 50ccスクーター)に乗る方にとって、給油口がリアにあるためユニバーサルキャリア取付けが難しいというお悩みは少なくありません。本記事では、同モデルでリアキャリアを装着した実例をもとに、給油口と干渉しない取り付け方法や注意点を詳しくご紹介します。
給油口位置とキャリア干渉のポイント
SYM X’Pro風50は給油口がリアシート直後にあり、そのままユニバーサルキャリアを付けるとフタに当たってしまいます。
特に問題となるのはリアステーの取り付け位置が固定で、給油時にキャリアを外す必要が出る点です。
実例1:L字ステーで給油フタを回避
実際に装着した例では、市販のL字アルミステーを使い、給油口を避けるようステーを90度横に曲げています。
この場合、キャリアの脚はフレーム下部にボルト固定し、給油口上をまたぐように配置することで、給油時はキャリアをスライドさせるだけでアクセスできます。
実例2:給油口開閉用のスライド機構追加
もう一例では、スライドレール(オートバイ用リアボックスの金具)を応用し、キャリア自体を左右にスライド可能にしています。
給油前にキャリアをずらせばボルト緩め不要、給油後は元に戻すだけなので手間も少なく済みます。
専用ステーDIYの設計ポイント
給油口干渉を回避しつつ耐荷重を保つため、ステーは厚手(5mm以上のアルミまたはスチール)を選びます。
固定ボルトはM8以上、フレーム補強プレートと併用し、走行中の振動でも緩まない構造にします。
装着時の注意&まとめ方
装着時は必ず給油口開閉テストを複数回実施し、走行振動中も干渉・緩みがないか確認しましょう。
こちらの記事には写真付きの具体的なステー加工図とボルト緩み防止テクニックも掲載されていますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ:給油口を避ける工夫が肝心
SYM X’Pro風50にリアキャリアを付けるには、給油口干渉を避ける工夫が不可欠です。L字ステー加工やスライド機構、自作ステーと固定補強の組み合わせで、利便性と安全性を両立できます。
ご自身の取り付け環境に合わせて方法をアレンジし、安全で便利なキャリア装着ライフをお楽しみください。
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