トヨタ・アクア初期型を中古で購入したばかりで、マルチインフォメーションディスプレイの「RANGE(航続可能距離)」が常に1kmのまま動かないという現象に戸惑う方も少なくありません。この記事ではその原因と対処法について詳しく解説します。
RANGE(航続可能距離)の仕組み
航続可能距離(RANGE)は、現在の燃料残量と直近の燃費データをもとに算出されています。つまり、燃料の量だけでなく、運転履歴も大きく影響します。
たとえば納車されたばかりで、過去の運転データが極端に少ない・あるいは電源リセットされている場合、正しい航続距離が表示されないことがあります。
「1km」のまま変わらない原因とは?
RANGEが「1km」から変わらない主な原因は以下のようなケースが多く見られます。
- 燃費計算用の過去データがほとんどない
- 長期間のバッテリー断絶でECUがリセットされている
- 燃料センサーに不具合がある(稀)
このような場合、燃料は十分にあるのにRANGEが正しく表示されないことがあります。
給油すれば表示は変わる?
はい、通常は給油することで状況が変化します。十分な量(例:20L以上)を給油し、その後10~15kmほど走行することで、燃費データが再計算されRANGE表示が回復するケースが一般的です。
それでも変わらない場合は、次のステップとしてディーラーや整備工場で診断を受けましょう。
ディスプレイ表示の誤作動は故障?
RANGEが1のままでも、燃料ゲージや実際の走行に問題がなければ、単なる表示トラブルの可能性があります。これは「故障」というより一時的な不具合に近いことが多いです。
ただし以下の症状が併発する場合は注意。
- 燃料ゲージ自体が動かない
- エンジン警告灯が点灯している
- 給油しても全く距離が増えない
このような場合は早めに点検を受けましょう。
実例:中古アクア購入者の声
実際に中古のアクアを購入した方で「納車直後にRANGEが1kmのままだったが、20Lほど給油して10km走ったら150kmと表示された」という声があります。
また「しばらく街乗りしていたら自動的に正常な表示に戻った」という例もあり、時間の経過とともに解消されることもあります。
まとめ
・アクアのRANGEが1kmのままでも、故障とは限りません。
・給油と運転を重ねることでデータが学習され、表示が改善される可能性大。
・気になる場合や異常を感じる場合は、早めの点検が安心です。
納車後のこうした表示異常は戸惑うものですが、落ち着いて確認と対処を進めていきましょう。
コメント