ハーレーのカスタムにおいて、シーシーバーとサドルバッグの同時装着は見た目と実用性を両立できる人気の組み合わせです。2020年式のFXLRS(ローライダーS)に、WMW製デタッチャブルテーパーシーシーバーとスラッシンサプライ製エスケープサドルバッグを取り付ける場合、ドッキングハードウェアの選択は慎重に行う必要があります。本記事では、それぞれのパーツに最適なマウント方法と推奨されるドッキングキットについて詳しく解説します。
WMWデタッチャブルテーパーシーシーバーの基本仕様
WMW(West Machine Works)のシーシーバーは、ハーレー純正のデタッチャブルシステムに対応したテーパー形状で、取り外しが容易な設計です。純正と互換性のあるドッキングポイントを利用するため、基本的には純正または互換ドッキングハードウェアが必要になります。
FXLRS 2020年式はソフテイルフレームのM8モデルであり、2点留めではなく4点式のドッキングハードウェアが標準になります。この点を理解しておくと、他のパーツとの干渉を防ぐことができます。
スラッシンサプライ Escape Saddlebags の装着条件
スラッシンサプライのエスケープサドルバッグは、クイックリリース式であり、車種専用のマウントブラケットを使用して装着するのが一般的です。FXLRS用として販売されている専用ブラケットは、純正4点ドッキングキットと共存できる設計になっているため、適切に組み合わせれば同時装着が可能です。
ただし、サイドバッグブラケットとドッキングポイントのボルトが共用されるため、各パーツが互いに干渉しないかの確認が重要です。製品ごとの仕様差があるため、マウントボルトの長さやワッシャー調整が求められる場合もあります。
推奨されるドッキングハードウェア品番と組み合わせ例
2020年式FXLRS用の基本的なドッキングキットは以下の通りです。
- ハーレー純正 4点ドッキングハードウェアキット(品番:52300378):シーシーバーやラックを取り付け可能な純正アクセサリーベースです。
- スラッシンサプライ FXLR/FXLRS用サドルバッグマウント:純正4点ドッキングに対応した専用マウント。取扱店によっては車種ごとに対応確認が可能。
この2つのパーツを併用することで、WMWのシーシーバーとエスケープバッグの同時取り付けがスムーズに行える構成になります。
実際の装着事例と注意点
多くのユーザーが「WMW×スラッシン」構成を実現していますが、シーシーバー側のステーがマウントと干渉するケースが稀に報告されています。そのため、取り付け前に一度仮組みし、必要であればスペーサーを用意することが推奨されます。
また、販売店によっては互換確認済みのセット販売もあるため、ショップに相談の上で一括購入すると安心です。
まとめ:ドッキングハードウェアは純正互換で整えるのが鉄則
2020年式ローライダーSにWMWシーシーバーとスラッシンのエスケープバッグを同時装着する場合、ハーレー純正の4点ドッキングハードウェアキット(52300378)が最も汎用性が高く、確実な選択となります。
加えて、スラッシンサプライ製のFXLRS専用バッグマウントを使うことで、シーシーバーとバッグの両立が可能となります。パーツ選定と仮組みチェックをしっかり行えば、見た目も機能性も妥協しない理想のカスタムが完成します。
迷ったら信頼できるショップに相談し、フィッティング保証のある取り扱い店を選ぶと安心です。
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