TW200のキャブレターを前期型から後期型に載せ替えたい方向けに、交換に必要な部品やおすすめ商品を整理しました。ポン付け不可でも、安全かつ快適に乗れる仕様にするための注意点をしっかり網羅しています。
■ なぜ前期→後期キャブの載せ替えに工夫が必要?
前期型(MB)-TW200と後期型(4CS)ではキャブ形状やスロットル位置、ジェット設定などに違いがあり、そのまま付け替えると、加速不良やアイドリング不安定、最悪エア漏れを起こすことがあります。
そのため、インマニ・アクセルワイヤー・ジェット類などの同時交換や調整が必須になります。
■ 必須交換パーツとおすすめ商品
乗せ替え時に最低限必要なパーツはこちらです。
- インマニ(マニホールド):後期11ポートタイプ(例:キタコ製 TW200用インマニ)
- アクセルワイヤー:スロットル径に合わせた後期用(例:キジマ TW200用)
- スロットルパイプ:後期のグリップ径に対応する社外品セット
- メインジェット・スロージェット:後期純正相当(例:KEIHIN VH34用 MJ=125~130、SJ=35程度)
- ガスケット・Oリング類:マニとの密着を確保する汎用品キット
■ おすすめセット例(通販で入手しやすい)
例:キタコ TW200キャブコンバージョンキットは、必要なインマニ・ジェット・ガスケットが揃っており、初心者にも施工しやすい構成です。
また、キジマのアクセルワイヤーとセットにすることで、グリップ周りの調整もスムーズになります。
■ 実例:載せ替え後の調整と走行フィーリング
あるオーナーは、後期キャブ+インマニ+ワイヤー+ジェット交換で吹け上がりが格段に向上し、トルク感もアップ。始動性も安定しました。
ただし、キャブレターの同調(ツインキャブなら左右の平滑化)やアイドリング調整が必要不可欠です。
■ 注意点:他にも見落としがちな項目
- エアクリーナーボックスとの干渉チェック
- フレーム、“ホースの長さ”に応じたガイドの追加
- 吸気温センサーやエアスクリューの確認
- 試運転時にキャブのエア漏れが無いか漏れ検査
■ まとめ:安心して載せ替えるためのポイント
- キャブ単品ではなく「キット」で揃えると安心
- 同調・アイドリング調整は整備工場かDIYで実施
- 必要パーツを把握してから通販で購入検討を
- わからない場合はショップで相談・取り付けが安全
TW200のキャブ載せ替えは多くのパーツを交換する必要がありますが、正しく準備すれば吹け上がり改善や乗りやすさ向上が得られます。ぜひ事前準備をしたうえで、楽しいカスタムライフを!
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