マツダCX-5を選ぶならガソリン25SかディーゼルXDか?年1万km走行ユーザーの視点で徹底比較

新車

マツダCX-5は魅力的なSUVであり、購入を検討する際に多くの方が迷うのが「ディーゼル(XD)」にするか「ガソリン(25S)」にするかです。年間走行距離1万km前後、週末ドライブ中心という使い方において、どちらのモデルが最適なのか、燃費・経済性・走行性能など多角的に比較していきます。

基本性能の違い|ガソリン25SとディーゼルXD

まずスペック面から見ると、ガソリン25Sは2.5L直4ガソリンエンジン(NA)、ディーゼルXDは2.2Lターボディーゼルを搭載しています。

  • ガソリン25S:最大出力188ps/最大トルク25.5kgf・m
  • ディーゼルXD:最大出力200ps/最大トルク45.9kgf・m(2022年以降の一部モデル)

数値だけ見れば、ディーゼルのトルクが圧倒的ですが、実際の走行感に直結するのは運転スタイルと使用環境です。

燃費とコスト比較|元が取れるのは何年後?

燃費面では、ディーゼルがやや有利です。

項目 ガソリン25S ディーゼルXD
WLTC燃費 13.0km/L前後 17.4km/L前後
燃料単価(目安) レギュラー170円 軽油150円

仮に年間1万km走行する場合、ガソリンは約77,000円、ディーゼルは約57,000円と、年2万円の差。差額40〜50万円の初期費用を回収するには5年近くかかります。

「乗り潰す」前提ならXDは元が取れる可能性もありますが、短期所有なら25Sが経済的です。

走行フィールの違いと向き・不向き

ディーゼルの最大の強みは「低回転からの力強いトルク」です。アクセルに軽く触れるだけでスッと進む加速感は、市街地でもストレスが少なく、高速合流もスムーズです。

一方、ガソリン25Sは高回転まで回して楽しむフィーリング。軽快さと静粛性を重視するなら、むしろこちらのほうが好まれる傾向もあります。

山道や雪道などで頻繁にトルクを使いたい環境ならXD、高速巡航や静粛性を優先するなら25Sが◎です。

メンテナンスコストと信頼性

ディーゼルは構造上、DPF(ディーゼル微粒子フィルター)の清掃やエンジンオイル管理が重要で、使用環境によっては詰まりやエラーが起こることもあります。加えてオイル交換費用がやや高め。

一方、ガソリン25Sは一般的なNAエンジンで整備性も高く、メンテ費用が抑えられる傾向です。走行距離が少ない方にはこの点が安心材料となるでしょう。

実例:25SとXDオーナーのリアルな声

ガソリン25Sユーザーの声:「週末だけ乗るスタイルだとディーゼルの恩恵を感じにくい。静かで上品な走りに満足。」

ディーゼルXDユーザーの声:「高速道路での余裕感が段違い。燃費も良くて、長距離移動が快適。」

結局のところ、どちらも完成度が高いため、自分のライフスタイルに合ったパワートレインを選ぶのが最適です。

まとめ|年間走行距離と用途に応じて最適解は変わる

年間1万km程度の走行で、週末中心の利用であれば、車両価格や保険料・メンテナンス費を含めたトータルコストではガソリン25Sが有利です。静粛性と扱いやすさもあり、一般的な使い方には十分対応します。

一方、トルク感やロングドライブの快適性、燃費を重視するならディーゼルXDは長く付き合える相棒になるでしょう。最終的には、「維持費重視の現実派」か「走行性能重視の快適派」かの価値観によって選ぶことが大切です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました