原付バイクを横倒しで車に載せて運ぶときの注意点|ガソリン漏れや安全な運搬方法を解説

車検、メンテナンス

原付バイクを軽自動車などで運搬する際に、横倒しで積載せざるを得ない場面は少なくありません。特にJog90のようなスクータータイプでは、構造的な理由から横倒し運搬時の注意点が多く存在します。この記事では、原付を倒して運ぶ際に気をつけるべき点や、ガソリン漏れのリスクを減らす方法について詳しく解説します。

バイクを横倒しで運ぶとガソリンは漏れるのか?

原付バイクのガソリンタンクは構造的に横倒しの影響を受けやすく、燃料キャップやブリーザー(通気口)から漏れるリスクがあります。Jog90も例外ではありません。特に燃料が多く残っている場合は、ガソリンがキャップのシールを越えて漏れ出す可能性が高くなります。

また、2ストのJog90ではオイルタンクも別体で備わっているため、こちらも横倒しにより漏れる可能性がある点に注意しましょう。

横倒し運搬時に考慮すべきリスク

  • ガソリン漏れ:燃料キャップのパッキン劣化や締め付け不足が原因に
  • エアクリーナーのオイル流出:オイルミストが逆流しフィルターやキャブに付着
  • プラスチック部品やミラーの破損:車内で動いてしまうと外装に傷やひびが入る

これらの問題を防ぐためには、事前準備と固定方法が非常に重要になります。

安全に横倒しでバイクを運ぶための対策

横に倒してバイクを運ぶ場合、以下の準備をすることでリスクを最小限に抑えられます。

  • 燃料はできるだけ空にする:ガソリンは運搬前に使い切る、またはホースで抜いておく
  • エアクリーナー側を上にして倒す:キャブレターやエアクリーナー側を下にするとオイルが漏れやすくなる
  • 厚手の毛布やマットで保護:接地面や車内の床にクッションを敷く
  • タイダウンベルトなどでしっかり固定:走行中の揺れで車内を傷つけるのを防止

特に車内積載の場合は、タイダウンフック付きの荷締めベルトが便利です。

縦積みができない場合の代替案

どうしても横に倒すのが不安な場合は、次のような選択肢も検討してみてください。

  • バイク用トランポ(スロープ)を使う:縦載せできるワンボックスや軽トラを借りる
  • バイク輸送専門業者に依頼:全国に対応しており、短距離でも可能
  • カーシェアで大きめの車を借りる:ハイエースやN-VANなど荷室が広い車両なら立てて載せられる

コストはかかりますが、バイク本体や車内を傷つけず、安全に運搬できます。

実際に横倒しで運んだライダーの声

「Jog90を横倒しで運んだ際、ガソリンは満タンだったが少ししか漏れなかった。ガソリンキャップをきっちり閉めて、布でカバーしたのが効いたかも。」

「オイルがキャブに流れて調子が悪くなった。倒すときは向きと事前準備が大切だと実感。」

こうした体験談も参考に、無理のない範囲で運搬方法を検討しましょう。

まとめ:横倒し運搬は可能だが事前対策が必須

Jog90を軽自動車で運搬するために横倒しすることは可能ですが、ガソリン漏れや車両トラブルのリスクが伴います。燃料を抜く・固定具を用意する・倒す向きを工夫することで、安全性を高めることができます。

不安な場合は、輸送業者の活用や大きな車両の手配も含めて、安全で確実な方法を選ぶことが大切です。

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