プラスライン製のエブリイワゴン用テールランプに水滴が入ってしまうというトラブルは、ユーザーからよく報告される問題です。特に非分解タイプのテールランプでは、水分の除去や侵入経路の特定が難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、テールランプ内の水滴の原因や水の除去方法、今後の侵入対策について詳しく解説します。
テールランプに水滴が入る主な原因
社外品に限らず、テールランプ内に水滴が発生する原因は大きく以下の3つに分かれます。
- 製品のシーリング不良(防水加工が甘い)
- 取り付け時のゴムパッキンのズレや劣化
- 通気口からの湿気侵入による結露
特にプラスラインのようなスタイリッシュな社外テールでは、製造時のシーリングが不完全だったり、構造上の通気口から湿気が入りやすいこともあります。
水滴が入ったときの除去方法
ランプが非分解式の場合でも、以下の方法である程度の水分除去が可能です。
- テールランプを外して乾燥させる
裏面の配線穴やソケット部を開放し、直射日光に数時間当てるか、ドライヤーで温風を当てて内部の水分を蒸発させます。密閉状態のままでは乾燥しにくいため、可能な限り開口部を確保してください。 - 乾燥剤を使う
配線穴から小型のシリカゲルを入れてしばらく置くと、内部の湿気を吸着してくれます。完全に水滴を取るには数日かかることもありますが、手軽で安全な方法です。
どうしても取れない場合は、交換や専門業者への相談も選択肢になります。
水の侵入箇所を特定する方法
水がどこから入ってきたかを調べるには、以下の方法を試してみましょう。
- バケツテスト(シャワーテスト)
テールランプにホースで水をかけて水滴が入るかを確認します。ライトを分解せずに済むため、安全にチェックできます。 - エア漏れチェック
石鹸水をランプの接合部に塗り、内側から軽く空気を送り込むと、気泡が出る箇所があればそこが漏れポイントです。
それでも分からない場合は、製品の構造的な問題である可能性が高くなります。
再発を防ぐための防水対策
除去が済んだら、今後同じ問題を繰り返さないための対策が重要です。以下の方法が効果的です。
- 配線穴やカバー接合部にコーキングを施す
シリコン系の防水コーキング材を使って、水が入りそうな隙間を埋めます。透明タイプなら見た目も自然に仕上がります。 - ソケット部にグリスを塗布
カプラー周辺にシリコングリスを塗ると、水の侵入を防ぎつつ防錆効果も得られます。 - 車体との密着部分のパッキン交換
パッキンの劣化による隙間が水侵入の原因になることがあるため、新品に交換するのも効果的です。
防水処理後も、数日後に再度曇りや水滴が出ていないか確認することをおすすめします。
プラスライン製テールランプに関する注意点
一部のプラスライン製品は構造上、通気孔から空気を逃がすことで内部圧を調整しています。この場合、完全密閉にすると内部で圧が高まり破損の原因となることもあるため、通気口は塞がず、防水フィルターなどでカバーすることが望ましいです。
また、メーカー保証の対象外となる改造には注意しましょう。購入店やメーカーに問い合わせて交換対応してもらえる場合もあるので、症状と写真を添えて相談してみるのも手です。
まとめ:テールランプの水滴対策は早めに対応を
テールランプ内に水滴が入るのは、放置するとサビやショートの原因にもなりかねません。特に開けられないタイプのランプでは、取り外しての乾燥処理と丁寧な防水対策が重要です。
原因をしっかり見極めて、適切な方法で対処すれば再発も防げます。DIYが苦手な方は専門店への相談も検討して、安全で快適なカーライフを守りましょう。
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