軽量でチューニングベースとしても人気の高いミラL700。特に走りを意識した仕様に仕上げる際、タイヤ選びや足回りの調整は非常に重要です。この記事では、ミラL700におすすめの低短編タイヤやキャンバー調整方法について詳しく解説します。
ミラL700に適した低短編タイヤとは?
低短編タイヤとは、扁平率の低いスポーティーなタイヤのことです。L700に装着する場合、13インチまたは14インチが多く、165/55R14や155/65R13などが定番です。
おすすめのモデルには、グリップ力とコスパに優れた「DUNLOP DIREZZA DZ102」や、街乗りと軽いワインディングを両立できる「YOKOHAMA BluEarth AE-01F」などがあります。
キャンバー角を付ける目的と効果
キャンバー角とは、車のタイヤが地面に対して垂直ではなく、内側や外側に傾いている角度のことです。走行性能の向上を目的に、コーナリング時の接地面を最大化するためにネガティブキャンバー(上部が内側)を採用することがあります。
この角度を付けることで、特にハードなコーナリングでの安定性やグリップ性能が向上します。ただし、タイヤの内減りが進みやすくなるデメリットもあるため、適切な調整が必要です。
ミラL700でキャンバーをつける方法
ミラL700でキャンバーを調整する場合、以下のような方法があります。
- キャンバー調整式アッパーマウント:ピロアッパー付きの車高調で調整可能
- キャンバーボルト:比較的安価で、純正サスペンションにも装着できる
- キャンバーシム:リアアクスルに使用し角度を変更する部品
サスペンションを変更することで、よりしっかりとキャンバーを調整できます。おすすめの車高調には「RS☆R Best☆i」や「BLITZ DAMPER ZZ-R」などがあります。
車検への影響はある?
キャンバー角が大きすぎると、車検に通らない可能性があります。特に車幅やタイヤのはみ出しに注意が必要です。一般的には、-2度程度までであれば問題ないとされますが、地域や検査官の判断によって差が出る場合もあります。
また、極端な車高短化やフェンダー加工が必要な場合には、公認改造を検討するのも一つの方法です。
ミラL700カスタムの実例
実際にL700をベースにしてネガキャン仕様に仕上げた例では、以下のような構成が多いです。
- 車高調:BLITZやTEINなどのフルタップ式
- タイヤ:165/55R14のDIREZZA DZ102
- ホイール:14インチ 6J +35前後
- キャンバー角:フロント-2度、リア-1度
これにより、通勤から峠道まで快適に走れる仕様が実現できます。
まとめ:バランスのとれたカスタムが鍵
ミラL700の足回りをカスタムする際は、見た目だけでなく性能や車検対応も考慮した構成が求められます。低短編タイヤの選定からサスペンション交換、キャンバー調整までをトータルで考えることで、理想の走りとスタイルを両立することができるでしょう。
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