新車と未使用車どちらを選ぶ？ローン審査・納期・保証など徹底比較で納得の選択を

車の購入は人生における大きな買い物の一つです。特に、ローン審査の条件や納期の違い、保証内容の差など、選ぶ際に迷う要素は多くあります。この記事では、新車と未使用車（登録済未使用車）の違いやメリット・デメリットを比較しながら、ライフスタイルや資金計画に合った最適な選択肢を探ります。

新車と未使用車の違いとは？

新車とは、メーカーから出荷されて未登録の状態の車を指します。一方で、未使用車（登録済未使用車）は、ディーラーや販売店が在庫として登録しただけで、走行歴がほぼない車のことです。見た目や機能面では新車とほとんど差がありませんが、すでに登録されているため「中古車」扱いになります。

たとえば、車両価格がほぼ同じでも、未使用車は納車が早い、登録費用が若干安いといったメリットがあります。

銀行系のマイカーローンでは、勤続年数1年以上などの条件がネックになり、審査に通りにくいケースがあります。一方で、中古車販売店やディーラーが提携しているローン会社は、審査基準がやや緩めなことがあり、勤続数ヶ月でもローンが通ることも。

ただしその分、金利はやや高めに設定されていることが多く、1～2%の差が生まれることもあります。金利差が月々の返済額にどう影響するかは、総額や返済期間によって大きく異なるため、シミュレーションが重要です。

納車スピードも購入判断の大きな要素です。未使用車は在庫車両のため、最短2週間で納車が可能な一方、新車はオーダー生産のため、納車までに2～3ヶ月かかることが一般的です。

たとえば、現在の車が故障気味で早く乗り換えたい場合、未使用車の早期納車が大きなメリットになるでしょう。

新車購入時にはメーカー保証がフルで受けられ、オプションで延長保証も可能です。一方、未使用車でも販売店が独自に6年保証やコーティングを無料提供していることもあります。保証内容をよく比較し、実質的な差を確認することが大切です。

例として、ある中古車販売店では「新車と同等の6年保証」＋「無料コーティングサービス」がセットになっているケースもあり、トータルコストで見ればむしろお得になることも。

未使用車は在庫車ゆえに装備が限定されており、純正ナビやオプション装備がついていないことがあります。購入後にナビを別途購入・取付となると、追加費用が発生する点には注意が必要です。

一方、新車であれば注文時に必要な装備を自由に選べるため、細かな希望がある場合は新車のほうが適していると言えるでしょう。

新車と未使用車のどちらが「正解」かは、購入者の置かれた状況によって変わります。早期納車が必須であれば未使用車が有力、カスタマイズ性や長期保証を重視するなら新車が魅力です。また、ローン審査の通りやすさや金利、頭金額とのバランスをしっかり見極めることが重要です。

迷った際は、複数の販売店に相談し見積もりを比較することで、納得のいく選択がしやすくなります。