トラックの赤いシュノーケルは塗料を吸い込まない?エアクリーナー周辺の塗装方法と仕組みを解説

カスタマイズ

トラックのカスタムや架装車では、シャーシやフレームを鮮やかな色で塗装している車両を見かけることがあります。その中には、エアクリーナーへ空気を送るシュノーケル部分まで同じ色に塗られている車両もあります。

しかし、エンジンへ取り込む空気の入口となる部分を塗装すると、塗料のミストや異物を吸い込んでしまわないのか疑問に感じる人もいます。この記事では、トラックのエアインテーク部分の塗装方法や、エンジンへの影響が出ない理由について解説します。

トラックのシュノーケルはどのような役割をしているのか

トラックに装着されているシュノーケルは、エンジンへ空気を取り込むための吸気ダクトです。特に大型トラックでは、キャブ後方や車体側面から高い位置へ吸気口を伸ばすことで、ほこりや水分の少ない空気を取り込む役割があります。

ディーゼルエンジンは大量の空気を必要とするため、吸気システムは非常に重要な部品です。もし異物や塗料の粒子などが大量に入り込めば、エアクリーナーやエンジン内部へ影響する可能性があります。

そのため、シュノーケルの塗装を行う場合でも、通常の外装部品とは異なる注意が払われています。

シュノーケルを赤く塗装しても問題ない理由

多くの場合、トラックのシュノーケルを塗装する際は、完成車両として使用される前に塗装工程が行われます。つまり、吸気口が開いたまま走行中に塗料を吹き付けるわけではありません。

工場や整備工場では、塗装前に吸気口を塞いだり、部品単体で塗装したりすることで、内部へ塗料が入り込まないように対策します。

外側が赤く塗られていても、吸気通路の内側まで塗料が付着しているわけではないため、通常の使用では問題ありません。

塗装時にエアクリーナー内部へ塗料が入ることはないのか

車両の塗装作業では、塗料の飛散(ミスト)が周囲に広がります。そのため、吸気系統のような重要な部分には養生と呼ばれる保護作業を行います。

例えば、エアクリーナーの吸入口やダクトの接続部分をビニールや専用カバーで覆うことで、塗料が内部へ侵入することを防ぎます。

また、仮にごく微量の粉塵などが入ったとしても、エンジンへ到達する前にエアクリーナーのフィルターが異物を捕集する仕組みになっています。

エアクリーナーが塗料やホコリからエンジンを守っている

エンジンへ送られる空気は、そのまま燃焼室へ入るわけではありません。吸気経路の途中に設置されたエアクリーナーが、砂ぼこりや細かな異物を取り除いています。

大型トラックは長距離走行や工事現場など、砂ぼこりの多い環境で使用されることも想定されています。そのため、一般的な乗用車よりも大型で高性能なエアクリーナーを備えています。

例えば、道路工事現場を走るダンプトラックでは大量の粉塵が舞う環境でも使用されますが、適切なメンテナンスを行えばエンジンを保護できます。

注意が必要なのは後から吸気口付近を塗装する場合

新車時や専門業者による塗装とは異なり、使用中のトラックを後から自分で塗装する場合は注意が必要です。

特に吸気口を開放したままスプレー塗装を行うと、塗料の粒子が内部へ入り込む可能性があります。エアクリーナーである程度は防げますが、フィルターの目詰まりや吸気抵抗の増加につながる場合があります。

カスタム目的でシュノーケルや吸気ダクトを塗装する場合は、取り外して塗装するか、専門業者へ依頼する方が安全です。

まとめ

トラックの赤いシュノーケルなどが問題なく使用されているのは、塗装時に吸気部分への対策が行われているためです。

工場や専門業者では、吸気口を保護した状態で塗装したり、部品単体で塗装したりするため、塗料のミストがエンジンへ入り込むことは通常ありません。

ただし、後から自分で吸気系部品を塗装する場合は注意が必要です。見た目のカスタムだけでなく、エンジンへ送る空気の通路であることを理解して作業することが大切です。

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