軽トラックで走行中に前から異音がする原因と対処法|前下がりの段差停車後のショック音にも注意

車検、メンテナンス

軽トラックを運転中に「ガタガタ」「ゴトゴト」といった異音が前方から聞こえた経験はありませんか?特に段差のある場所で前下がりに停車したあとに発生する音は、足回りやショックアブソーバーに関連している可能性があります。この記事では、そうした症状がなぜ起こるのか、どのような対処が必要かを詳しく解説します。

段差停車後に発生する異音の代表的な原因

軽トラックを前下がりの傾斜や段差に停車した場合、サスペンションやフロント足回りに通常より強い負荷がかかることがあります。その結果、以下のような原因で異音が発生する可能性があります。

  • ショックアブソーバーの劣化やオイル漏れ
  • アッパーマウントのへたりやゴムブッシュの損傷
  • ロアアームやボールジョイントのガタつき
  • スタビライザーリンクの緩み・破損

特に年数の経った車や10万kmを超える走行車では、これらのパーツが経年劣化しており、段差や傾斜によって症状が表面化するケースもあります。

音の特徴から分かる不具合のヒント

「ガタガタ」「コトコト」といった音の種類や状況によって、ある程度原因の特定が可能です。

  • 発進時・段差で異音:ショックやサス関連の緩みや劣化が疑われる
  • ブレーキ時に音が強まる:ブッシュやアーム部のズレ、ブレーキ周辺の不具合
  • カーブ時にのみ音がする:スタビライザー系やタイロッドのガタ

異音は目視点検だけでは判断できないことも多く、異音が持続する場合はなるべく早く整備工場での診断を受けるのが安全です。

放置すると危険なケースもある

足回りの異音は放置しても自然に直ることはまずなく、悪化することで以下のようなリスクが伴います。

  • 足回り部品の破損・脱落による走行不能
  • ブレーキ性能の低下や操縦性の不安定化
  • タイヤ偏摩耗による交換費用の増加

異音の発生は「車からの警告」とも言えます。特に段差停車後など特定の条件でしか発生しない音でも、見逃さず対応することが重要です。

簡単にできる自己点検のポイント

専門的な工具がない場合でも、自分である程度点検できるポイントがあります。

  • タイヤハウス内を覗いて、オイルのにじみや破れがないか確認
  • 車体を軽く押してショックに過剰な揺れがないかチェック
  • タイヤのハンドル操作時にガタつきがないか確認

不安が残る場合は無理をせず、整備士に相談しましょう。足回りは走行安全に直結する部位です。

点検・修理にかかる費用の目安

部品交換が必要な場合のおおよその費用感は次のとおりです。

  • ショックアブソーバー交換(1本):1万〜2万円+工賃
  • アッパーマウントやブッシュ交換:5,000円〜1万円+工賃
  • ロアアームやスタビリンク交換:1万〜2万円+工賃

軽トラックは比較的部品価格も抑えめですが、複数部品の同時交換が必要になることもあります。

まとめ:異音は早めの点検がトラブル回避のカギ

段差停車後に軽トラックの前方から異音がする場合、足回りやショック関連の不具合の可能性があります。放置すれば安全性や修理費用の面で大きなデメリットがあるため、早めの点検・整備が望ましいです。

車からの異変を感じたら「様子を見る」よりも「まず診てもらう」が安心です。車検や点検とあわせて相談するのも良いでしょう。

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