HONDA JOKER50からJOKER90エンジンへ換装し、さらに105ccへボアアップを検討している場合、「混合ガソリンが必要なのか」「普通のレギュラーガソリンだけではダメなのか」と疑問に思う人は多いでしょう。
2ストロークエンジンではオイル供給方式が非常に重要で、誤った運用をするとエンジン焼き付きなどの重大な故障につながることがあります。
この記事では、JOKER90エンジン換装時の混合燃料の必要性や注意点について解説します。
まず知っておきたい2ストエンジンの仕組み
JOKER50やJOKER90は2ストロークエンジンです。
4ストエンジンのようにエンジンオイルがクランクケース内を循環する構造ではなく、燃焼時にオイルを一緒に送り込んで潤滑しています。
つまりオイル供給が止まると、潤滑不足によって短時間でも焼き付きが起こる可能性があります。
混合ガソリンが必要かは仕様によって変わる
「ボアアップしたら必ず混合仕様になる」というわけではありません。
重要なのは使用するボアアップキットやオイルポンプを残すかどうかです。
| 仕様 | 必要な燃料 |
|---|---|
| 純正オイルポンプ使用 | 通常のレギュラーガソリン |
| オイルポンプ撤去 | 混合ガソリン必須 |
| 高回転レース仕様 | 混合指定が多い |
ネット上で「混合必須」と書かれている場合は、オイルポンプを取り外した仕様やレース用途の話であることも多くあります。
レギュラーだけ入れるとどうなるのか
もし混合仕様なのに普通のレギュラーガソリンだけを入れた場合、潤滑油が供給されない状態になります。
そのまま走行すると次のようなトラブルが起こる可能性があります。
- ピストン焼き付き
- シリンダー傷
- 異常発熱
- クランク損傷
最悪の場合は数km〜数十km程度でもエンジンが壊れるケースがあります。
逆にオイルポンプがあるのに混合を入れ続ける場合
「念のため混合を入れておけば安心」と考える人もいます。
ただし純正オイルポンプが正常動作している状態で濃い混合燃料を入れ続けると、必要以上のオイル量になる場合があります。
その結果として、カーボン堆積やプラグかぶり、マフラー詰まりなどの原因になることがあります。
適量以上なら安全という単純なものではありません。
JOKER90換装時に確認したいポイント
中古エンジン換装では前オーナーが仕様変更しているケースもあります。
確認しておきたい項目は次の通りです。
- オイルポンプが残っているか
- オイルラインが接続されているか
- ボアアップキット説明書
- キャブセッティング状態
- プラグ焼け色
特に中古改造車では外観だけでは判断できないこともあります。
まとめ
JOKER90エンジン換装+105ccボアアップだからといって、必ず混合燃料が必要になるわけではありません。
重要なのはオイルポンプが生きているか、そして使用するボアアップキットが何を前提としているかです。
もし混合仕様ならレギュラーだけの給油は焼き付きの危険があります。逆に純正オイル供給が正常なら、通常はレギュラーガソリンだけで運用できます。


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