リトルカブFI50をボアアップなしで速くする方法|低コストで最高速を伸ばす実践チューニング

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リトルカブFI(フューエルインジェクション)50は、燃費と信頼性に優れる名車ですが、純正状態では最高速が60km/h前後に制限されています。リミッター解除済みでも「もう少し速くしたい」という声は多くあります。この記事では、ボアアップをせずにできる限りスピードを伸ばす方法を、コストを抑えながら紹介します。

まずやるべき基本整備|タイヤ・チェーンの状態確認

速くする以前に「走行抵抗を減らすこと」が非常に重要です。以下のポイントをチェックしましょう。

  • タイヤ空気圧:前後ともに規定値(2.0〜2.5kg/cm²程度)に調整
  • チェーンの張り・潤滑:適正なテンション+グリスアップ
  • ホイールベアリングのガタ:異音・振動があれば交換推奨

このような基本メンテナンスだけで、3〜5km/hほど最高速が伸びることもあります。

スプロケット交換でギア比調整|ローギアード→ハイギアードへ

最もコストパフォーマンスの高いチューニングがスプロケット交換です。リトルカブFIは純正でリア14T × フロント39Tあたりの組み合わせが一般的ですが、フロントを15Tや16Tに変更することでギア比が伸び、高速巡航が可能になります。

おすすめの構成:

  • フロントスプロケット:15T(Amazonで見る
  • リアスプロケット:ノーマルのまま or 軽量化タイプ

ただし、加速が多少犠牲になるので、街乗りが中心の人は15T止まりにするのが無難です。

吸排気系の最適化でパワーの通りを改善

FIモデルでも、吸気と排気の見直しで体感的に力強さが出てきます。具体的には以下のカスタムが効果的です。

  • エアフィルター交換:キタコやデイトナ製の高効率フィルターに交換
  • インジェクションコントローラー:SP武川のFI CON TYPE-e(Amazonで見る)などで燃調最適化
  • マフラー交換:中低速トルク重視の社外マフラー(政府認証タイプ推奨)

これらを組み合わせることで、出力不足による頭打ち感を解消し、スプロケ変更による最高速向上にも対応できます。

電装・点火系の強化も忘れずに

意外と見落とされがちですが、点火系の強化も最高速に影響します。火花が安定することで燃焼効率が上がり、加速や伸びも良くなります。

  • イリジウムプラグ:NGK CR6HIX など(Amazonで見る
  • ハイパーCDI:リミッター解除済なら導入済みか要確認

イリジウムプラグは導電性が高く、レスポンス向上にも寄与します。

番外編:軽量化&空力対策

あまり意識されないポイントですが、無駄な積載物を取り除く・軽量リアボックスに交換・風の抵抗になるパーツの見直しも地味に効果があります。特にフロントバスケットや大きなスクリーンは空気抵抗を生み、最高速の伸びを妨げます。

ヘルメットもジェットタイプよりフルフェイスの方が風切り抵抗が少なく、体感1〜2km/h違いが出ることも。

まとめ:ボアアップなしでも速くなる方法は意外と多い

リトルカブFI50は、ボアアップをせずとも各部の最適化によって速度を伸ばす余地があります。まずは基本整備、次にスプロケ交換・吸排気見直し・燃調調整・点火系強化と順を追ってチューニングを進めましょう。パーツ選びに迷ったら、実績のあるブランドや口コミの多いAmazon商品からスタートするのがおすすめです。

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