中古車購入で迷ったら?年式と走行距離のどちらを優先すべきか徹底解説

自動車

中古車選びで「年式が新しいけれど走行距離が多い車」と「年式はやや古いが走行距離が少ない車」のどちらを選ぶか悩む人は少なくありません。この記事ではその選び方のポイントを、専門的な視点からわかりやすく解説していきます。

中古車選びの基本:年式と走行距離の意味

まず理解しておきたいのが、年式とは「製造された年」のことであり、走行距離は「これまでどれだけ走ったか」を表します。中古車市場ではどちらも価格や価値を決定する重要な要素です。

一般的に車の寿命は10年または10万kmといわれますが、これはあくまで目安であり、メンテナンス状況や使用環境によって大きく変わります。

走行距離が少ない車のメリット・デメリット

メリット:走行距離が少ない車はエンジンや足回りの摩耗が少なく、部品の交換頻度も少なくて済むため、維持費を抑えやすい傾向があります。

デメリット:年式が古いと電装系パーツやゴム類の経年劣化が進んでいる可能性があり、見た目や安全性に影響する場合もあります。

年式が新しい車のメリット・デメリット

メリット:年式が新しい車は最新の安全装備や燃費性能が搭載されている可能性が高く、技術的な進化を享受できます。

デメリット:走行距離が多い場合、前オーナーが長距離走行を繰り返していた可能性があり、エンジンやトランスミッションに負荷がかかっている場合も。試乗や点検で状態確認が重要です。

実例比較:2020年式2万kmと2023年式5万kmのケース

仮にどちらも同じ車種・同じ価格だった場合、以下のように判断できます。

  • 使用頻度が少なく近距離移動が主であれば、2020年式2万kmの方がバランスが良い
  • 最新機能や安全性を重視するのであれば、2023年式5万kmの方が魅力的

ただし、走行距離5万kmは決して「多走行」とは言えず、メンテナンス記録がしっかりしていれば十分選択肢に入ります。

チェックすべきその他の要素

単に年式と走行距離だけでなく、以下の点も必ずチェックしましょう:

  • 整備記録(点検・オイル交換の履歴)
  • 車検の有無・残期間
  • 事故歴(修復歴の有無)
  • タイヤの残り溝やブレーキパッドの状態

これらの情報をもとに、車両のコンディション全体を判断することが重要です。

どちらを選ぶべきか?タイプ別おすすめ

・短距離運転が中心の方:低走行距離車(2020年式2万km)がおすすめ

・通勤や長距離移動が多い方:年式が新しく安全装備の充実した2023年式5万kmがおすすめ

・今後長く乗りたい方:全体のメンテナンス履歴や保証を重視して慎重に選ぶのが◎

まとめ:どちらが良いかは使用目的と車両状態次第

年式と走行距離のどちらを優先すべきかは、「あなたが車をどう使いたいか」によって変わります。どちらにもメリット・デメリットがあるため、実車確認と整備記録のチェックを徹底し、自分のライフスタイルに合った一台を選びましょう。

不安がある場合は、自動車整備振興会や第三者鑑定付きの中古車販売店を利用するのも一つの方法です。

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